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Clavier Ubung         [コンサートの記憶]

Francesco Tristano
      ~王子ホール



(プログラム)
J.S.バッハ :クラヴィーア練習曲 Clavier Ubung 第2巻より
      フランス風序曲 BWV831  
       序曲 Ouverture/クーラント Courante/ガヴォット Gavotte I/II/
       パスピエ Passepied I/II/サラバンド Sarabande/ブーレ Bourree I/II/
       ジグ Gigue/エコー Echo
  
     :イタリア協奏曲 BWV971
       第1楽章 Allegro/ 第2楽章 Andante/  第3楽章 Presto

     クラヴィーア練習曲 Clavier Ubung より
     :ゴルトベルク変奏曲 BWV988


(アンコール)
F.トリスターノ:ラ・フランシスカーナ





'17Julyフランチェスコ王子2.jpg
                            (写真はweb上からお借りしました)




かっきりとしたアルペジオでゆったりと始まった序曲。
スライドする音型が華やかに彩り、高揚していく。
そして、いざフーガに飛び込むと
それはもうフランチェスコの真骨頂!
おそろしいスピードで演奏されるパッセージは
決してブレることはない。。


こうして「フランス風序曲」から始まった演奏会。
この組曲は序曲の後、次々に舞曲があらわれる。

フランチェスコのポリフォニーの演奏は
いつもながら、にくいくらいに完璧。

そしてこの日 さらに素晴らしかったのは
二人の踊り手が舞っている姿が見えるようだったこと!

曲ごとに衣装が変わり、照明が変わる。
軽やかに
しなやかに
ステップを踏む姿。。

それはフランチェスコの雄弁な左手が
右手と同等に、
いえ それ以上に語るから。

また ある時はパーカッシブルにリズムを強調して
ダンスを躍動させていく。




さあ、私の大好きな「イタリア協奏曲」!

フランチェスコ!
そんなに速く弾いたら
すぐ終わってしまうじゃないの!!

というくらいのスピードで始まった第1楽章。

いつ聴いてもスカッとする抜群のテンポ感。
強調されるリズムとグルーヴは最高。
その中で ふっと色が変わる偽終止に はっとする。
ああ、これが彼のバッハだ!


そして第2楽章。
左手はカラッとした時を刻むオスティナート。
決してセンチメンタルに陥らない独唱は
毅然として遠くを見つめる。


さあ、激流のような第3楽章!
どんなに速くてもフランチェスコの音色は
気品を失わない。
1つずつが推進力を持っているから
クリエイトする音楽がスピード感にあふれている。
それぞれの旋律が絡み合い
渦を巻きながら
高く 高く 飛翔していく。。






後半は「ゴルトベルク変奏曲」。

私はフランチェスコの弾くピアノの倍音が大好き。
透明で明るくて
木の葉の間から真っ直ぐに射し込む
陽の光のよう。
それは
G-durの曲にとても良く似合う。

ほら、最初の「ソ」の軽やかな響きは
これから始まる旅が
幸せな物語である予感。。

アリアに続くヴァリエーション。
ひとつひとつの音の粒が
見事にクリアに奏される。

堅い果実のような若々しいパッセージが
縦横無尽に駆け抜ける。

けれど それらは
決して音の羅列ではない。
言葉はなくても
語りが聞こえてくるよう!
それは
バロックの語法にかなった
細やかなアーティキュレーションが施されているから。

このスピードでアーティキュレーションをつけるのは
鍵盤の軽いチェンバロならば出来ても
ピアノではとても難しい。
でもフランチェスコの指は強靱でしなやかだから
いとも簡単にやってのけてしまう!



ヴァリエーションは本当に様々な形式で出来ている。
それぞれのエッセンスを強調して演奏するフランチェスコ。
まるで いにしえの音楽が
現代にぴったりマッチして
スタイリッシュに蘇ったかのよう。

ほら、こんなふうに付点のリズムを弾くと
ステップを踏みやすいんだよ!
とでも言うように。



そして今回、とても印象的だったのは
音色の変化が美しかったこと!
特に緩徐楽章の多彩な響き。
やわらかな愁いの表情。

そんなピアノを聴くと
胸がいっぱいになるよ。。



Var.30クオドリペットが きっぱりとフォルテで奏される。
この曲だけ、繰り返しをつけて。

そう、ダ・カーポしてしまったら
「ゴルトベルク」は終わってしまうから。

別れを惜しむように
最後の和音に装飾音が重ねられる。

和音が終わる。ひとつの音を残して。
それは「ソ」。
アリアの始まりの音。

旅路の果てに還って来たのは
懐かしい我が家。
旅の思い出を愛しい家族に語るように
静かに奏されるアリア。

最後の音が消えて
フランチェスコの手が鍵盤から離れても
拍手をする人は いない。
皆の心がひとつになって
この素晴らしい「音楽の時」に集中していたから。
ほんとうに幸せなひととき。

やがて静かに拍手が起こり
喝采がホールを満たす。



鳴り止まない拍手に応えたアンコールは
なんとっオリジナル曲!

フランチェスコの手首にリストバンドがw
いやあ、カッコよく決めてくれました~♫♪♬




カッコいいといえば、これ!

'17Julyフランチェスコ王子4.png

                     (写真はweb上からお借りしました)



フランチェスコは宿泊先のホテルからホールまで自転車で往復したのですって(驚!
ひえ~
サドルの高さがハンパないw




そして
フランチェスコ、今夜もすてきなサプライズをありがとう!





























Circle Songs          [コンサートの記憶]

フランチェスコ・トリスターノ アコースティック・テクノ アンプラグド・ライヴ
                 ~Hakuju Hall

(プログラム)

《 サークル・ソングス~モーター・シティ・ピアノ 》


F.トリスターノ:ハロー(2007)
F.トリスターノ:サークル・ソングス(2017)より ※日本初演
             サークル・ソング 1
             パストラーレ
             グレイ・ライト
             サークル・ソング 2
             chandax

カール・クレイグ: テクノロジー(1995)~F.トリスターノによるオリジナル・ピアノ・バージョン

F.トリスターノ:バルセロネータ・トリスト(2007)
F.トリスターノ:メロディー(2007)

ヒロシ・ワタナベ: コスミック・シグニチャー(2015)
             ~F.トリスターノによるオリジナル・ピアノ・バージョン

F.トリスターノ:グラウンド・ベース(シャコンヌ)(1993 / 4 rev. 2004)

デリック・メイ: ストリングス・オブ・ライフ(1987)
             ~F.トリスターノによるオリジナル・ピアノ・バージョン


(アンコール)
J.S.バッハ:フランス組曲 第1番より Menuet Ⅱ







この曲を聴いたのは あのホール!
そして、こんどの曲はあそこのホールで。

それとともに
その時の温度や湿度まで思い出す。。





フランチェスコ・トリスターノが来日するようになってから
毎年のように彼の演奏を聴いてきたから
彼が新曲として披露するテクノのオリジナル曲はほとんど聴いているはず。

この日は、そのオリジナル曲を全て演奏するプログラム。
それぞれが時を経て見事に熟成され、進化しているのです。

完璧なリズム感と、すばらしいグルーヴ感はそのまま、
さらに磨きがかかった雄弁な響きと多彩な音色!

ここは本当に響きの良いホール。
その空間いっぱいに音を揺らめかせるかと思えば
余韻を残さずスパッと断ち切る。

ピアノというマシンをコントロールする技術が
きっと以前より何ステージも上がったにちがいない。
(もちろん、以前だって凄かったのよ)



この日は、もちろん以前の曲だけではありません!
フランチェスコの新作 Circle Songs が日本初演されました♫♪♫

これが本当にステキだったのです♡♡♡

5曲からなるゆったりとした組曲の、どれもが持つ独特のハーモニー。
その美しさに圧倒されてしまう。。

さまざまな色彩のグラデーションが
綾織りのように広がるさまは、本当に見事!





ダイナミックなオリジナル曲の後のアンコールは バッハ。

つつましやかなメヌエットが静かに奏される。
まるで
子守歌のように。。






'17Junトリスターノ2.jpg

                        (写真はweb上からお借りしました)







さあ~
フランチェスコ・トリスターノのジャパンツアーが始まりました!

クラシックとテクノ、どちらも凄いレベルで演奏するフランチェスコですが
初日はテクノから。

来週はクラシックのみの公演が続き、最後は両方のミックスという楽しみなプログラムです。

フランチェスコがテクノのライヴをする時
生ピアノの上にシンセサイザーやパソコンを置いて弾くのですが
今回は全てピアノのみです。

だから、ピアノの音色の変化をとことん楽しめるパフォーマンスに
客席は大喝采でした!
服装もライヴの時と同じでTシャツにリストバンド。
まるで少年のようでしたよ。



そして、すっごいサプライズを頂いてしまい
もう今夜は眠れそうにありませ~んw



























Czech(チェコ)へ! No.3      [旅の空は]

明け方

どどどどをんっ!!!

という凄まじい音!
雷です//

やっぱり~!
うわあ、雨も降ってるしw これだっ

青木先生は別名「嵐を呼ぶ男」
演奏会の本番の日が嵐になるのは ざらです。
冬なら吹雪ですもの。

実は、チェコに来る前に週間予報を見たのですが
ずっと晴れマークなのに、演奏会当日だけ「雨マーク」w
来ると思った~、雷さま!
と、他の合唱団員もそう思った方が多かったようです~。

実はプラハは昨日のようなピーカンのお天気は珍しいそうで
ガイドさんによれば
「こんなに良いお天気は、1年に3日くらいしかありません」
ですって。
さすが、晴れ女のワタクシw
しかしその威力もついに力尽きたか?


でもね、幸い雨はその時だけで
何とかお天気は持ってくれました(ああ~良かった)
しかし、大気の状態が不安定らしく
空がなにげに不穏でござる。
これは本番前の心のうちを映しているのでしょうか。。


ところで宿泊したホテル、ヴィエナ・ハウス・ディプロマット・プラーグは
朝食がとても美味しかった!
バイキングですが、とっても種類が豊富。
手作り感満載で、愛情こめて作りましたという味が嬉しかった~。



午前中は部屋でゆっくり。
そしてドヴォルザークホールでリハーサル、本番。

この日一番のヒットは
本番前にステージに出る直前、合唱団が列になって並んで待機している時に
なんとっ!
エキストラの皆さんの楽譜の製本が出来上がって来たのです。

段ボール箱から何やら取り出して配りはじめた、
それは、今から本番で歌う楽譜じゃないですか(ビックリ仰天)
そういえば昨日のリハーサルの時はコピー譜をバラバラ持ってましたねえ。

それでもっ!
彼らの本番力は尋常ではなかったのです。
これがプロなんですね。本場の。
実力があるから、そんなに練習しなくてもOK.。
リハはぐだぐだでもw
本番は120%バッチリ決めるのさ~。

おかげさまで、
本番中に曲が見事にクリアになった部分がいくつもありました。
あああ!バッハはそう考えてかいていたのかっ!
ほんとうに、快感でしたよ♪♬♫


さて、本番の後はホテルへ直帰。

翌日はチェスキー・クルムロフへ出掛けました。
バスで2時間半以上。とおいい~。
平原をひたすら走っていきます。


チェスキー・クルムロフ1.JPG

「看板」というものを一つも見ない、というのはスゴイ。
そういえば、プラハの旧市街ではネオンを全く見ませんでした。


チェスキー・クルムロフでは中世からあるというレストランでお昼。

チェスキー・クルムロフ3.JPG


かまどで豪快に肉が焼けています。

お料理は美味しかったのですが、
かまどの煙がちゃんと換気されていないみたいで、ちょっと息苦しい。
消防法なんて、ないんでしょうねえw


さて、なんとラッキーなことに
チェスキー・クルムロフは年に一度の「五弁の薔薇祭り」の真っ最中でした!

ルネサンスの衣装を着た人達がそこら中に。

チェスキー・クルムルフ2.jpg


五弁の薔薇祭り.JPG




五弁の薔薇というのは、ここの城主の紋章です。
村人が総出でお祭りを演出していますが、何といっても村の景色が当時のままなので
バッチリ決まっていますね。
こちらは ↓ チェスキー・クルムロフ城をバックに記念撮影をする家族。

五弁の薔薇祭り6 - コピー.jpg



屋台もたくさん出ていました。

五弁の薔薇祭り3.JPG



五弁の薔薇祭り4.JPG


音楽のミニライブも沢山あったみたい。
ゆっくり滞在して聴いてみたかったなあ。



こちらはお城の案内人さん。
いつもは普通の服装だそうですが、お祭りだからね。(かわいい!)

五弁の薔薇祭り5.JPG


お城の中は残念ながら撮影禁止でした。
ルネサンス時代、バロック時代と、それぞれの様式が再現され
当時の王侯貴族の暮らしぶりに思いを馳せることが出来ました。

リュートの置いてある部屋に楽譜があったので青木先生に見てもらったら
「これはソプラノの楽譜ですねー」
と、スグに解説して下さる(ありがたい)。

なので、このお城にある「バロック劇場」に入れなかったのが悔やまれます~。
世界最古の劇場ということで、保存のため表だった一般公開はしていないのだそうです。


そうそう、おもしろいエピソードを聞きました。
昔の灯りは蝋燭ですから いつ火事になるかわかりません。
しかし、消防車もない時代。
火が出たのに気付いて水を汲みに行っていたのでは遅すぎます。
そこで、常に水を入れた樽を準備して、番人が待機していたのだそうですよ。


さて、また長時間バスにゆられてプラハに戻りました。
間髪を入れず、夕食にGo!

しか~し、着いたレストランが超絶にぎやか!
バンドの生演奏にダンス。
あまりの騒音wに話しも出来ません。
せっかくの打ち上げなのに、昨日の演奏会の余韻がふっとんでしまう!

ということで、ホテルに帰って飲み直しをすることに決定。
わーい、トラム(路面電車)に乗れました~♫




こうして、ようやく乾杯して
大成功だった演奏会を喜び合ったのでした。




プログラム1.JPG


プログラム2.JPG






プラハにあと2泊する皆さんと別れて、私は先に帰国するグループなので
翌朝、とっても早ーくにロビーに降りてきました。

そしたら、なんと!
青木先生が見送りに来て下さったのです。

うっっそーーーーーー!!

すっぴん じゃんっ ←私

 \@@/ まじかー


ヒコーキに乗る時はメイクしたくないのよ~(泣


青木先生は、もう一泊されるとのことで
早帰り組のためにわざわざ起きて来て下さったのですね。
ありがとうございます~。



こうして
人生最大級の熱い思い出を胸に
菩提樹の花が満開のプラハの街を後にしたのでした。


konec(終わり)



菩提樹.JPG



























Czech(チェコ)へ! No.2      [旅の空は]

朝から良く晴れて気持ちがいい!
プラハ城は早くから沢山の観光客でにぎわっています。

ちょうど衛兵交替の時刻。
見学に来ていた小学生たちと一緒に見ました。
ひゃあ、カッコイイ!
衛兵は身長178センチ以上というのが基本なんだそうです。


衛兵交替.JPG


さて、中に入る前にはセキュリティチェック。
バッグを開いてチェックされますが、
小学生たちはリュックを開いてお弁当が入っているかどうかチェックされてますw


王宮の中には大統領府を始め、様々な建物がありますが
私のメインは何といっても教会です~。

ビート教会.JPG



聖ヴィート大聖堂。
今回、教会はここしか見られなかったので貴重な時間でした。

この高い高い空間が、本当にすばらしい!

聖ヴィート大聖堂.JPG





ミュシャのステンドグラス、鮮やかです。


ミュシャのステンドグラス.JPG



こういう空気感の中にいると
人として とても大切なものが何なのかが
見えてくるように思います。



ステンドグラス.JPG






王宮は小高い丘の上にあるので、外に出るとふもとの方に旧市街が見えます。

市街遠景.JPG



あのヴルタヴァ川まで歩いて降りて行き
ランチクルーズです~♬


クルーズ3.JPG




あちらに見えますのは「のだめカンタービレ」の撮影に使われた建物でございま~す。


クルーズ2.JPG





こちらはクルーズ船で日光浴中の指揮者でございま~す。
バックに見えますのは橋の両側に聖人の像が立っていることで有名なカレル橋になりま~す。


クルーズ1.JPG


というわけで、指揮の青木洋也先生は観光も一緒にして下さったのでした(驚!
この後リハーサルというのに余裕でいらっさいます。


船から降りて、一足先にオーケストラのリハに行く青木先生と別れ
旧市街の中心へ向かうと、人・人・人の大混雑!



カレル橋.JPG

カレル橋の像も、このように↑ 像だけ撮れれば良いのですが
フランシスコ・ザビエルの前にはDBのおっちゃんが頑張っていて
ついにどいてくれませんでした~(悲



以前に来た時より、小綺麗になっていて可愛らしいお店も増えていました。
有名な旧市庁舎の天文時計は修復中、他にも工事中の所が結構あったので
これからますますキレイになるのでしょう。

市場をぐるっと見て

shop2.JPG

果物が美味しそうなので買ってみました。

shop3.JPG

近くに水道があったので、洗って食べましたよ。
ただしこれは、ふっかけられるので注意。
(ぼられても東京で買うよりずっと安いけどねw)




それからナチュラル・コスメのお店でお土産を物色。

shop1.JPG


そうこうしているうちに集合時間が迫ってます~。
この後リハなので、何か食べておきたい!
ちょうど目に入ったのが巨大なソフトクリーム。
バゲットをくりぬいたような高さ20cmくらいの筒状のパンをカップにして
中にソフトクリームを入れてくれて、うず高く盛大に出来上がりました(で、でかいっ
クリームは数種類の中から選べます。
これ最近、この町で流行ってるようです。

と、ぐだぐだ説明したのは
ソフトクリームを渡されたとたん、手がふさがって写真が撮れなかったのw
最初はお店の外の椅子に座って食べていたのだけど
ひょっとして間に合わないかも?
と、歩きながら食べることに。
地図も見られないので、てきとーに見当つけて歩いて(超キケンw
はい、
ちゃんと集合時間の5分前に着きました!



さあ、バスに乗ってリハーサルの会場へ。


しかーし、着いた所は

リハ.JPG


倉庫みたいですがな。
じっさい、元は倉庫だったのかも。
クーラー無しなので、窓は開け放されています。
音が外にダダもれですが、郊外なので問題ないのでしょう。
プラハで有名なオケの練習場だということで、
ああ、東京じゃ考えられないけど
これがプラハの常識なんでしょう~。


さて、練習が始まりましたが
合唱のエキストラの皆さんは「さっき譜面を貰ったばかり」という方もいて(ひえ~
そりゃプロですから、本番はちゃんとやるのでしょうが
この日は けっこう混乱状態w

青木先生は英語でバシバシ指示を出して
リハはサクサクと進みました。

ソリストとオケに日本人の方がいらしていて、皆さん本当にお上手でした!
前にも書きましたが、杉村さんの完璧で華のあるナチュラル・トランペットは特筆もの♡

そして、パリ在住の田尻さんのテノールのすばらしさときたら!
いやもう、声質が何ともいえず心地よいのです。
合唱にも入って下さり、しっかり支えて下さいました(嬉

田尻さんのブログです→http://ameblo.jp/tajiringo1226/entry-12284873048.html




夜9時頃に終わり、それから食事なんて普通は考えられませんが
時差のおかげで腹時計が狂ってますからw盛大に頂きました。



ディナー修道院.JPG


修道院に併設されたレストランです。





青木先生のお知り合いの音楽家の皆さんは
この日のためにフランス、ドイツ、スイスなどから駆けつけて下さいました。


ディナー修道院2.JPG


さあ、明日は がんばりましょう!

























Czech(チェコ)へ! No.1        [旅の空は]

「ロ短調」の演奏会、
最初はね、アムステルダム・コンセルトヘボウだったはずなのですが、
何故かプラハのドヴォルザーク・ホールになってしまいました。
コンセルトヘボウなら絶対行きたいっ!
と、みんな思ったのですがw
私も最初はそう思いましたよ。プラハは以前に行ったことがあるし。
でも、2度目ならば落ち着いて演奏会に臨めることに気づき
参加することにしました。

以前に訪れた時にドヴォルザーク・ホールで交響曲などを聴いたのですが
その時は、まさか歌うことになるなんて夢にも思いませんでしたよ~。



さあ、出発!
KLM初めてなので、楽しみ~♬


KLM - コピー.jpg


乗務員のみなさんがフレンドリーなのは良かったのですが、
マジ寒かった!
私は寒がりなので防寒対策していましたが、それでもブルブル。





機体の色に合わせたような、スカイブルー。


フライト行き.JPG




さて、アムステルダムで乗り継ぎです。
コンセルトヘボウに近いですね(←まだ言ってるw

アムスのスキポール空港はとても広い。
プラハ行きはどこ~?
あ、この長い列に並ぶのかしら。
しかーし、乗り継ぎ便の出発時刻が迫っておるぞ。
というわけで、強行突破!!
「サイトシーイング!」とニッコリ笑って ちゃっちゃと通してもらい
走れっっ!

というわけで、小ぶりの飛行機に駆け込み乗車。
これは国王が操縦してるの?(んなわけないってw
 ↑ オランダ国王がパイロットをしている記事が話題になってましたね。


KLM2 - コピー.JPG


軽食のサンドイッチが入っていた紙のボックスと紙コップは
オランダのデルフト焼きを模していてステキ♡


さあ、プラハに到着。
バスでホテルへ。



おひとりさま部屋は
嬉しいことに とっても広くて、しかもステキに見晴らしが良い!


ホテル.JPG



ゆっくり休んで、明日にそなえようzzz























Come agein        [音のしずく]


青白い炎のように

冷酷で真摯な情熱は

未来の「その瞬間」を

かならず最高のものにする



あなたはいつも

そうやって生きてきた

命をかけて







そして今

あなたが創りあげる夢は

天空にかかる月



それに寄り添う惑星は。。











Come again / John Dowland (1562-1625/26)







Come again, sweet love doth now invite
Thy graces that refrain
To do me due delight,
To see, to hear, to touch, to kiss, to die
With thee again in sweetest sympathy





おいで もう一度
今 甘美な愛が
遠くなったあなたの魅力を招いている
私に相応な喜びを与えるために
無上の甘美を共に感じながら
あなたと再び
見つめあい 声を聞き 触れあい 口づけし
ひとつになるために





























Barry Snyder Super Lessons 2017     [語られる音たち]

バリー・スナイダー スーパーレッスン
           ~B-Tech Japan



"How you can create 'magical moments in music?"

どのようにして
聴き手が 「ときめく」
聴き手の「心に届く」音楽を 生み出すことができるか?


東京講演:曲がもつ"Character(キャラクター)"について


'17Mayバリー・スナイダー2.jpg




バリー・スナイダー氏は米国イーストマン音楽院の教授です。
かなり前のことになるけれど
小曽根真さんがクラシックを勉強しに行ったのがイーストマン音楽院。
そこで小曽根さんを教えたのがスナイダー先生でした。
その先生が日本に来てマスタークラスをして下さるということを知ったのは10日ほど前。
講義内容の曲目を見ると
なんとっ!その殆どが私のレパートリーではないですか!!
これは、私に「来い」という事ですね!
もちろん、行きますとも!




この日は先生の講義と、1名の方のレッスンを聴講しました。

スナイダー先生は大柄で、アメリカ人らしくフランクで明るい感じの方。
もしかしてピアノをガンガン鳴らす人?という予想は
モーツァルトの最初の1音で 見事に覆されました!

一つ一つの音を大切に、いつくしむように弾かれるピアノ。
とても繊細で優美なモーツァルトに、我を忘れて聴き入りました。

そして、シューマン、ドビュッシー、ラフマニノフ と
それぞれの曲の表現のポイントが語られます。

音の聴き方、和声学、手のフォーム、脱力、ペダル・・

そこには、私が理想とする音楽がありました!

そしてレッスンでは、表現するための必要なテクニックをアドバイス。
先生の楽曲の解釈を押しつけるのではなく、
受講生の解釈を最大限に生かせるようにする、素晴らしいレッスンでした。






'17Mayバリー・スナイダー3.jpg




スナイダー先生が最後に弾いて下さったショパンのマズルカ。

その音色は
心の深いところにしみこんで
柔らかい灯りのように
いつまでも
あたたかく照らしてくれることでしょう。。。




















La folle journée au Japon 2017 (3)    [コンサートの記憶]

ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン 2017

”テレプシコーレ:ルネサンス時代の諸国のバレエ”
                   ~ホールB5

リチェルカール・コンソート
  フィリップ・ピエルロ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  マティアス・フェレ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  ライナー・ツィッペルリング (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  リシャール・ミロン (ヴィオローネ)
  エドゥアルド・エグエス (テオルボ&ギター&ビウエラ)
  フランソワ・ゲリエ (チェンバロ&オルガン)


(プログラム)
【イタリア】ゴンザーガ家の宮廷
作者不詳(16世紀):パヴァーヌ「理性の死」
作者不詳(16世紀):エル・トゥ・トゥ _ ジョルジョ _ サルタレッロ

【スペイン】フェリペ2世の宮廷
アントニオ・デ・カベソン:騎士の歌によるディフェレンシアス
アントニオ・デ・カベソン:グローサ付のパヴァーヌ
アロンソ・ムダーラ:牛を見張れ
ディエゴ・オルティス : ロマネスカ

【ドイツ】モーリッツ・フォン・ヘッセンの宮廷
ザムエル・シャイト : 悲しみのパドゥアーナ
ザムエル・シャイト : 悲しみのクーラント
ウィリアム・ブレイド:聖なる山
ウィリアム・ブレイド:サテュロスの踊り

【イギリス】エリザベス1世の宮廷
オーランド・ギボンズ : パヴァーヌ
作者不詳 : ガイヤルド
作者不詳 : 愛のアレマーナ
ジョン・ダウランド:デンマーク王のガイヤルド(戦いのガイヤルド)

【フランス】アンリ4世の宮廷
フランシス・カルーベル(ミヒャエル・プレトリウス編) : イギリス人たちのバレエ
                           : ブルターニュのパスピエ
                           : クーラント (125, 183)
                           : ヴォルト(201)
                           : ブーレ





ルネサンス時代の城の広間に
王侯貴族らが集い、夜会が催される

贅を尽くした料理の品々
酒を酌み交わす華やかな宴

そこで奏でられる音楽は
ときに華やかに
また、愁いをおびて。。



'17May LFJ2.jpg

                 (この写真はweb上からお借りしました)





ベルギーの古楽アンサンブル、リチェルカール・コンソートが奏でる諸国漫遊の旅。
登場した彼らの風貌を見ただけで、もう気分はすっかりルネサンス。

6人のアンサンブルなのにヴィオラ・ダ・ガンバが3台も。
太い倍音で空気が震える。
会場がデッドなので、響きがクリアで心地よい。

ざわざわとしたテクスチャーの手触りのようなイタリアの音楽の後は
スペイン・フェリペ2世の宮廷へ。

フィリップ・ピエルロのビウエラがアンサンブルをぐんぐんと引っ張る。
リュートの独奏が細やかに語りかけた後
陽気なロマネスカで宴は最高潮に!

そして一転、ほの暗いドイツへ。
悲しみの2曲の後のダンス音楽は
ドイツ的なきびきびした楽しさに満ちている。

国が変わると音楽が変わるのはもちろんだけれど
演奏のしかたもガラリと変わる。

ほら、チェンバロが奏でるパヴァーヌは
イギリスのエリザベス1世の時代のもの。
ガイヤルド(舞曲)はどこか凛とした気品がある。

そして舞台はフランスへ。
アンリ4世が自ら踊り手だったという宮廷の音楽は
可愛らしくて、とてもロマンチック。
貴婦人の美しい衣装が目に浮かぶ。。



高い演奏技術とアンサンブルの巧みさに惹き込まれ
あっという間に終わってしまった演奏会!
でも、本当に濃密で愛おしい時間でした。

朝のラジオ番組「古楽の楽しみ」で良く聞く作曲家や曲名。
それが生演奏で繰り広げられる興奮!
喝采はいつまでも鳴り止みませんでした。

実はこのアンサンブルの演奏も前日に中継されたのですが(別プログラム)、
やはり生演奏はそれを何倍も上回るインパクトでした!






演奏と関係ないですケド
ベルギーの人って髪が多いのでしょうか?
結構なお歳と思われる白髪の方もフサフサでした~。
そういう民族なのかしら。それとも食べ物のせい?w
ピエルロのツヤのある栗色の髪もステキでした♡










LFJはこんな素晴らしい出会いがあるので、毎年ほんとうに楽しみです。
また来年、どんな演奏が聴けるでしょうか。。


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