So-net無料ブログ作成
語られる音たち ブログトップ
前の10件 | -

Madrigale      [語られる音たち]


ロベルタ・マメリ スペシャルワークショップ
                 ~えびらホール


今年はモンテヴェルディ生誕450年記念 ということで様々な演奏会が開かれていますが
私の大好きなソプラノ歌手のロベルタ・マメリがワークショップをするというので
3日間のうちの最終日を聞いてきました。

5声のマドリガーレ2曲のレッスン。

Ah! dolente partita(SSATB、マドリガーレ集第4巻)
Cruda Amarilli(SSATB、マドリガーレ集第4巻)

2曲目の第1ソプラノをマメリ先生が歌って下さって、超絶ステキでした!!
彼女の歌を聴いて、いつも思うのは
まったくの自然体なのに、何故あんなに強くて艶のある声が出るのだろう~?ということ。
普通にしゃべるように歌えるって凄い!



'17Octマメリ1.png



↑↑このような美貌のマメリ先生ですが、ものすごくエネルギッシュ!(チラシの写真です)
すごいスピードのイタリア語でお話しされて、
歌いながらビシビシ指示を出されてました。


(以下、自分のためのメモ)

・器楽の伴奏がない場合は自分たちで音を決めて良い。歌いやすい場所で歌う
 →A=440Hzにこだわらない。

・必ず他のパートの勉強もすること。
 そして、自分が正しい音で歌っていると他のパートも聞こえてくる。

・歌う前に声に出して歌詞を読む。→言葉のイントネーションを確かめる。
 (言葉が先に書かれ、それが音楽になっているから)

・パートどうしが同時に歌う箇所を最初に譜面上で確かめる。

・歌詞の意味を表現する。リズムの形に意味のあるものが出てくる。

・モンテヴェルディは振り子のように定まったテンポがある。

・下腹の支え。



'17Octマメリ2.jpg




ロベルタ・マメリが歌うモンテヴェルディは
旋律が空中で弧を描く
まるで鳥の羽のように!

あでやかで、色気のある音楽は
無重力のように見えるけれど
実は鋼のように強靱

それは まるで彼女の生き方のように。。





















nice!(6)  コメント(0) 

Barry Snyder Super Lessons 2017     [語られる音たち]

バリー・スナイダー スーパーレッスン
           ~B-Tech Japan



"How you can create 'magical moments in music?"

どのようにして
聴き手が 「ときめく」
聴き手の「心に届く」音楽を 生み出すことができるか?


東京講演:曲がもつ"Character(キャラクター)"について


'17Mayバリー・スナイダー2.jpg




バリー・スナイダー氏は米国イーストマン音楽院の教授です。
かなり前のことになるけれど
小曽根真さんがクラシックを勉強しに行ったのがイーストマン音楽院。
そこで小曽根さんを教えたのがスナイダー先生でした。
その先生が日本に来てマスタークラスをして下さるということを知ったのは10日ほど前。
講義内容の曲目を見ると
なんとっ!その殆どが私のレパートリーではないですか!!
これは、私に「来い」という事ですね!
もちろん、行きますとも!




この日は先生の講義と、1名の方のレッスンを聴講しました。

スナイダー先生は大柄で、アメリカ人らしくフランクで明るい感じの方。
もしかしてピアノをガンガン鳴らす人?という予想は
モーツァルトの最初の1音で 見事に覆されました!

一つ一つの音を大切に、いつくしむように弾かれるピアノ。
とても繊細で優美なモーツァルトに、我を忘れて聴き入りました。

そして、シューマン、ドビュッシー、ラフマニノフ と
それぞれの曲の表現のポイントが語られます。

音の聴き方、和声学、手のフォーム、脱力、ペダル・・

そこには、私が理想とする音楽がありました!

そしてレッスンでは、表現するための必要なテクニックをアドバイス。
先生の楽曲の解釈を押しつけるのではなく、
受講生の解釈を最大限に生かせるようにする、素晴らしいレッスンでした。






'17Mayバリー・スナイダー3.jpg




スナイダー先生が最後に弾いて下さったショパンのマズルカ。

その音色は
心の深いところにしみこんで
柔らかい灯りのように
いつまでも
あたたかく照らしてくれることでしょう。。。




















Where do we go from here?       [語られる音たち]

小曽根真ワークショップ「自分で見つける音楽」Vol.4
                ~東京文化会館 小ホール


「こんばんは」
少し関西なまりの挨拶が聞こえて、客席の後ろの扉から小曽根さんが登場する。

拍手が波のように広がる。
振り返った笑顔、笑顔。。

もう、これだけで皆の気持ちはあたたかくなる。
これから始まる幸せな時間が約束されたのだから!


小曽根さんはステージに上るとすぐにピアノにむかう。

ひとつ、鳴らされた和音
それを上へ下へとうつしていく
響きがバルトークに似ているね
それがいつのまにか3拍子になる
羽が生えたように軽やかなジャズワルツ
音の1つ1つが本当に綺麗!
そして
どこまでも自由で生き生きとしていて。。

♪ フェアリー・ダンス(小曽根真)



そして音楽についてのお話の始まりです。
毎週のラジオ番組が終わってしまってから、小曽根さんのお話を聞く機会が減ってしまったので
時間をたくさん延長してお話をしてくれて本当に嬉しかったなあ。


小曽根さんが弾くピアノの残響音を聴き、
リハモナイズに感動し、
クラップしながら拍の変化を目の当たりにするうちに
もう何でも出来る気になってしまう!
演奏だけじゃなく、なにもかも[ムード]
まさに小曽根マジック☆


そうそう、小曽根さんがピアノを始めるきっかけになった曲も演奏してくれました。

♪ クバノ・チャント(レイ・ブライアント)

これは小曽根さんがオスカー・ピーターソンの演奏で聴き、とても感動したものだそうです。

そうして、私がこの日一番心に残ったお話は

「アート(音楽や絵画など)にふれることによって
 自分が生きている実感を持てること。
 自分の中にある感覚をもういちど思い出させてくれるのが
 本物のアート」



質問をつのると、たくさんの手が挙がります。
それに丁寧に答える小曽根さん。
その上、もうすぐ本番をむかえるバルトークの協奏曲がいかに大変かも語ってしまうw
あ、それで(いまさらですが)
最初の曲のイントロがベーラだったのね。(←バルトークの名前デス
あの方のポリフォニーなところ、ハマるとステキにきこえてくるタイプですね?





そして語られたピアノの響きのこと。

弾く前に どんな音を出したいか イメージすることの 大切さ。
残響音を聴きつづけることの大切さ。

そうやって音に対して愛情を持っているから
小曽根さんのピアノはステキに鳴るのだ。。


♪ Where do we go from here?(小曽根真)


私の心にダイレクトに飛び込んで来る音楽
とめどなく涙があふれる。。



混迷を極める世界の中で
自分は どう生きるのか?
内面に問いかけつつも
希望を捨てずに
しっかりと明日を見つめていこうという
力強いメッセージ


教会終止で終わる最後の響きを
満場のホールの全ての人が
しいん。。として
聴き続けた

柔らかくうねる倍音が
空気に溶けてしまい

小曽根さんが
ほおっと息をはくまで

静まりかえったホールが
幸せな気持ちでいっぱいに満たされたのです。


そして
喝采!





'16SptOZ.jpg








































rhetorica            [語られる音たち]

音楽修辞学入門
        ~Space415

斉藤基史さん(音楽学)の講座に伺いました。

'16Aug古楽カフェ2.jpg


(自分用メモ)

・レトリック(修辞学)は古代ギリシャ・ローマ時代に身に付ける教養の一つだった。

・それは5つの要素(発想・配列・措辞・記憶・口演)から成る。

・ヨーロッパでは中世から18世紀にかけて学ばれていたが、19世紀に衰退。
 第2次世界大戦後に欧米で見直す動き。日本は1970年代以降に研究されるようになった。

・20世紀になってから17、18世紀の主にドイツ・バロック音楽における
 音楽と修辞学の結びつきが再発見される。

・アフェクト=合理化(パターン化)された心の状態
 正しく抑揚をつけてテキストを表現する→言葉と音楽にバランスの取れた均衡が生み出される

・音楽フィグーラ 自然や感情を表現する方法としての修辞学
 ex:Miserere「憐れんで下さい」でよく使われるフィグーラ
        言葉を縦に揃える、変化音(#♭)、同一音の反復、下行4度音型



・・というようなお話でしたが
丁寧に作成された資料に加え、音源もいくつか流して下さるという充実した講座でした。
入門編ということで、初心者にも解りやすいお話ぶり。
心配していたアウェイ感もなくてw良かったです~。




'16Aug古楽カフェ3.jpg





ところで、これは3日間にわたって催された「古楽かふぇ」の中の講座でした。
いくつか設定された講座やコンサートの時間以外は
古楽の好きな人たちが集って語り合いましょうというものです。


遠藤さんという、ルネサンスの料理を研究している方のお菓子と飲み物をいただきました。

'16Aug古楽カフェ1.jpg


フィナンシェとスバイス入りの飲み物、絶品でした!
飲み物は、アップルジュースに
ジンジャー、シナモンスティック、ミント等を入れ、煮立ててから冷やすそうです。


古楽のCDが大特価で販売されていたので、たくさん購入しました。
家に帰ってからも、お楽しみは続行中です~♬


















































Danser ダンセ        [語られる音たち]

チェンバロの魅力Ⅳ Danser ダンセ ~ 舞う
                   ~神奈川県民ホール(小)


チェンバロ・お話:大塚 直哉
バロック・ダンス:市瀬 陽子



'16Mar大塚チェンバロ.jpg



チェンバロの、というより大塚先生の魅力全開のレクチャー・コンサートでした♫

ダンサーが踊れるように楽器を演奏するなら、
テンポ感もリズム感も必須なのはモチロンですが
そこを軽くクリアして、さらに微妙な間合いが演奏できるってホントに凄い!
即興演奏もカッコ良く決めていらして、すばらしかったです~。

市瀬さんの軽やかなダンス、そして華やかな衣装にはクギ付けです。
まさに目に見える音楽ですね。

スライドを観ながら、フランス宮廷でのバロックダンスのお話もありました。
当時のステップ等、踊り方の記録が楽譜のように残っているので、
こうして再現できるのですね。




さて、コンサートの後は公開レッスンです。

チェンバロを演奏する人たち、バロックダンスをする人たち
それぞれがステージに上がりましたが
私たちも客席でステップの体験をしました。

身体の重心を移動させる?
拍を感じる??

市瀬さんが示すお手本を真似てみようとしても
なかなか上手く出来ません!!
ダンサーって凄いのね~。

大塚先生が
「ダンスは3Dなので得ですよね。
演奏も、もう少し主張出来るところがありますよ」
なるほど、テンポにハメすぎない方が良い部分もあるわけですね。

演奏と振り付けが常に合っているかというと、そうでない所もあり
そういうズレが緊張感を生む。
それがまた楽しい、のだそうです。

楽士と踊り手が呼吸を合わせるのも大事で
踊り手が上手に誘うと楽士が演奏を始めやすいし
それによって音楽の大きな流れが生まれるのですね。

ダンスと演奏を同時にクリニックするのは、大塚先生の夢だったそうです。
この新しい試みは、お二人の先生によって大成功となりました。

楽譜とにらめっこしているだけでは解らない、ライブな音楽!
時々は鍵盤から離れて、ステップを踏んでみようかな~♪♫♪







































Dona nobis pacem         [語られる音たち]

オラトリオのアリア特集 バッハの作品を中心に
               ~池袋コミュニティカレッジ

加耒 徹(かく とおる・バリトン)



'16Feb Kaku.jpg


初めて加耒さんの歌声を聴いた時、あまりの素晴らしさにビックリ仰天しました!
それは、私が歌っている合唱団・エルヴィオソーヌスのソリストとして来てくれた時。
深くて、彩り豊かなバリトンの響きに釘付けになりました♬
加えて超イケメン!
しかも、性格が非常によろしくて、育ちの良さを感じてしまう。
いわゆるマダムキラー(shigo)ですw

しかーし、あの公演「クリスマス・オラトリオ」の時は
ソリストはモチロン客席に向かって歌いますから、
私たちは後ろで聴いていたわけです。
合唱団の一人が「後ろ姿の御髪さえも美しく決まっている♡」
とのたもうておりましたw

いつか正面から聴きたいなあと思っておりましたが、
漸く念願がかないました!

しかも、カルチャーセンターのお教室で!
つまり至近距離なんですよっ。
受講生は20名ほどだったでしょうか。
贅沢にもほどがあるっ!w

あの声でアリアを熱唱されてごらんなさい。
もう、正気を保つのがタイヘン!
カルミナで魂さらわれ、ラターで昇天。。
(ラターの「Dona nobis pacem」は天上からの歌声でしたよ)

何の飾り付けもない部屋なのに
それぞれの情景が立ち現れるさまは、実に見事でした。

プログラムと歌詞の対訳を頂きましたが
これは「僕にしては珍しく」作ったものだそうで、貴重なのですね!

解説も丁寧にして下さったので、時間が押してしまい
後半の数曲が聴けなかったのはザンネンでしたが
「ロ短調ミサ曲」が聴けたのは嬉しかった!
これは来年2月の私たちの演目です。
また加耒さんに来ていただけるので、本当に楽しみです~♬

解説の中で、ピッチの事に触れて下さったので記しておきます。

以前、加耒さんは自分の絶対音感を使って歌っていました。
つまり、ピアノが調律されている高さの音感。
でも、バロックの曲を歌うようになると
オリジナル楽器はピアノより半音低くなっていますから
絶対音感が邪魔になってしまいます。

バロックの時は絶対音感を捨てて歌う。
最初はとても難しかったそうです。

ヨーロッパではパイプオルガンがとんでもない調律になっている事があります。
半音低いどころか、もっとずっと低かったり
逆に3度も高かったり。
それに合わせて歌うのは本当にタイヘンだとか!
絶対音感より、音と音の幅が解る相対音感の方が大事なんですね。


そうやって切磋琢磨して、
表現の幅を広げているのは本当に素晴らしい!

これからの活躍に期待大でございます♬♪♬






































新しい世界へ、ようこそ!             [語られる音たち]

小曽根 真 ワークショップ「自分で見つける音楽 Vol.3」
                  ~ 東京文化会館小ホール




'15Oct小曽根WS.jpg




毎週、欠かさず聴いていた 小曽根さんのラジオ放送が終わってしまってから
このワークショップは小曽根さんのお話が長ーく聞ける唯一の機会になりました。
(ほんとうに、あの番組の復活をずっと祈っているのですけれど!)

小曽根さんが音楽と出会った、小さい頃のエピソード・・始めはオルガンを弾いていたこと、
そしてオスカー・ピーターソンに出会ってピアノを始めたこと。。
それは、もう良く知っている事だけど
何度聞いても本当に楽しい!

最初に演奏されたのは Cubano Chanto (Ray Bryant)

これは小曽根さんが初めてオスカー・ピーターソンの生演奏を聴いた時の曲。
これを聴いた時、雷に撃たれたような衝撃を受けたのだそうです。
これが「本物のジャズ!」

ところでCubanoは「キューバの」、 Chanto は「合唱」という意味なのですって!
あら~、ステキですね♬



音楽の3要素であるメロディー・リズム・ハーモニーのこと。
特にジャズはリズム命!
易しい言葉で楽しく語ってくれると、もうすぐにでもジャズが弾けそうな気分w

アレンジが変わると、まるで違う表情になってしまう例として演奏されたのは
Autumn Leaves(Joseph Kosma)

色とりどりの枯葉が舞っているような、秋の旅♬


そうそう、椅子の座り方のお話は初めて聞きました。
小曽根さんは小さい頃のピアノの先生に、
弾く時の姿勢を結構キビシク言われたようです。

私が初めて小曽根さんの演奏を聴いた時の第一印象は
ジャズ・ピアニストなのに(!)姿勢が良い、というものでした。
ジャズを弾く人って、凄くクセがあるからね。
加えて、とても音が綺麗だった。(もう、ひと耳惚れです♬)

その、姿勢というのは
背骨の上に頭が乗るように座る、というもの。
鍵盤の幅は広いので、その基本を守りつつ体重移動する。
だから椅子の端に足の付け根がある位、浅く腰掛けます。
深く座ると身動きが取れなくなりますよね。

このお話は、会場からの質問に答えてのものでした。
その質問は身体のために良いスポーツは?というものでしたが
小曽根さんは、自分はスポーツが苦手なので、と前置きして
演奏の時の身体の使い方を話してくれたのです。
(とても苦手そうには見えませんが・汗)

そして最後の演奏は
Bienbenidos Al Mundo (Makoto Ozone)
「新しい世界へ、ようこそ」ですね。

音楽をすること、演奏することは自分なりに試行錯誤して見つけていくもの。
それは音楽に限らず、仕事や生活の中でも同じ。

さあ、新しい扉を開いてごらん!



アンコールは
My Foolish Heart (Victor Young)

・・おろかなる わが心
何度も傷つけられたけれど
今度は本物の愛・・

極上の響き
この世のものと思えない美しい音楽で
静かに しずかに 幕を閉じました。





























チェンバロ解体新書         [語られる音たち]

ほんとうに

思いがけなかったことは

今になって

ドキドキ・・



チェンバロ解体新書  宮廷の楽器を弾いてみよう
              ~くすのきホール


翌週から始まる調布音楽祭のプレトークイベントです。
音楽祭のエグゼクティブ・プロデューサーの鈴木優人さんがチェンバロの解説をしてくれました♬

ステージの上にチェンバロがありますが、本体が白木の台の上に乗せてあります。
その隣にチェンバロの足の部品がバラバラに置いてあります。

優人さん「皆さんで、これを組み立てましょう。」

というわけで、皆でネジをぐるぐる回して足台が出来上がり~。

'15JUnチェンバロ解体新書1.jpg




この上にチェンバロの本体を乗せます。
これはシロウトだとキケンなので、本職の皆さんが。


'15JUnチェンバロ解体新書2.jpg





こうして弾ける状態になった楽器。
今度は音の出る仕組みのお話です。

'15JUnチェンバロ解体新書3.jpg



中の部品を外して、丁寧にわかりやすく説明して下さる優人さん。
チェンバロは撥弦楽器(弦をはじいて音を出す)なので
昔は鳥の羽で出来ていたというツメの部分を初めて見ると感動しますね。
皆さん「ほお~」「へええ」と感嘆の声。

さらには調律も実際にやりながら解説。
私は長年、平均律に慣れ親しんできたので
図説で音律の説明をされてもなかなかピンと来ないのですが
こうして 実際に音を出して
「ほら、音のうねりがなくなってきましたね~」
と解説して下さると、本当に納得です!


鈴木家のチェンバロは装飾が実に美しいですね。
外側と蓋の部分は黒塗りに金箔で東洋風の絵柄。
そして、内部も美しいこと。
ほら、海老がいるでしょう。
なので、このチェンバロの愛称は「エビちゃん」です♬

'15JUnチェンバロ解体新書5.jpg






チェンバロはピアノのように、どこのホールにもあるわけではないので
演奏会のたびにお家から運び出すのです。
昨日もNHKの収録でスタジオに運ばれていったということで
大活躍のエビちゃんです!



そして最後に
「今日は弾くつもりはなかったんだけど」
と、大サービスで演奏して下さいました!!

しかもっ!

イタリアン・コンチェルト!!!

'15JUnチェンバロ解体新書4.jpg


こ~んな至近距離で聴けるなんて、もう 倒れそうです~~♡

最初の部分だけでしたが、ほんと 嬉しすぎでした(感涙)。。







































祈りのうた           [語られる音たち]

オラショ~祈りのうた~

皆川達夫さんのお話を聞きました。

「オラショはラテン語のoratioの由来し、祈りを意味します。
長崎県の生月島で、禁教の時代から脈々と口承されてきたオラショは1時間ほど続き、
意味不明な言葉も少なくありません。

特に最後の「らおだて」「なじょう」「ぐるりよざ」という3つのオラショは
ご詠歌とも祝詞ともつかない不思議な節回しで唱えられます。
意味不明な言葉はラテン後が訛ったものです。

オラショを習うのは「春の悲しみの期間」(キリスト教の復活祭に先立つ四旬節)に限られ
神に書き取ってはならないとされていました。」
                      (講座の案内より 抜粋)


皆川達夫さんは1927年生まれだそうですが
びっくりするほどお元気で、マイクなしで淀みなくお話になり
隠れキリシタンの時代背景を熱く熱く、語って下さいました。

何度も生月島に通って研究を重ね、
イタリアからスペインまでも足を運び
ついにオラショの元になっているグレゴリオ聖歌が
スペインから来た宣教師によって日本に伝えられたものだということを
突き止めたのです。

'15Marchオラショ.jpg



貴重な録音も沢山聴かせて頂き、
しかもネウマ譜で歌えて大満足~!

でも、去年ヴァチカンで歌う前に聞きたかったお話でした。
もう少し背景を知っていれば、
より気持ちを込めて歌えたと思うのね。。


これから歌う方は 是非、皆川達夫さんのご著書をお読み下さい~。






























Scarbo          [語られる音たち]


菊地裕介 ピアノの世界

ラヴェル「夜のガスパール」

1908年、ラヴェルが33才の時に作曲された組曲で
同じ年に連弾曲のマ・メール・ロワも作曲されています。
マ・メール・ロワがやさしい連弾曲だったのに対して
「夜のガスパール」の3曲目「スカルボ」は、
当時 大変な難曲として知られた「イスラメイ」を超えるものを作るという
ラヴェルの意気込みで作曲されました。。

そんなふうに始まったレクチャー&コンサートです。

ⅠOndine(オンディーヌ)
ⅡLe Giget(絞首台)
ⅢScarbo (スカルボ)

それぞれの曲の冒頭に、ラヴェルが読んで着想を得たという詩が載せられています。
菊地さんは、最初の詩を原文のフランス語で読んでくれました。
ほええ~、うっとりです~。

物語の内容が解ると、当然ながら演奏の理解が深まります。
そして、演奏が「どう聴こえているか」が重要なので、自分の音を良く聴くことが大事、と
演奏技術の種明かしをしてくれます。
簡単そうに弾いていらっさいますが、凡人にはそうカンタンには出来ないんですよねー・汗


ところでところで
「スカルボ」はテンポ設定について、新たな見解の発表がありました!
楽譜に書かれている指示通りに弾くと、
これまで、どんなピアニストもしたことのない演奏になるのです。
まさに前人未踏です!

この演奏は5月のリサイタルでも聴けますし、新しく発売になるCDにも録音したそうです。
5/17は、なんとラヴェル全曲演奏会なんですね!
これは楽しみです~♪


'15Marchラヴェル.jpg






















前の10件 | - 語られる音たち ブログトップ