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La folle journée au Japon 2017 (3)    [コンサートの記憶]

ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン 2017

”テレプシコーレ:ルネサンス時代の諸国のバレエ”
                   ~ホールB5

リチェルカール・コンソート
  フィリップ・ピエルロ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  マティアス・フェレ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  ライナー・ツィッペルリング (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  リシャール・ミロン (ヴィオローネ)
  エドゥアルド・エグエス (テオルボ&ギター&ビウエラ)
  フランソワ・ゲリエ (チェンバロ&オルガン)


(プログラム)
【イタリア】ゴンザーガ家の宮廷
作者不詳(16世紀):パヴァーヌ「理性の死」
作者不詳(16世紀):エル・トゥ・トゥ _ ジョルジョ _ サルタレッロ

【スペイン】フェリペ2世の宮廷
アントニオ・デ・カベソン:騎士の歌によるディフェレンシアス
アントニオ・デ・カベソン:グローサ付のパヴァーヌ
アロンソ・ムダーラ:牛を見張れ
ディエゴ・オルティス : ロマネスカ

【ドイツ】モーリッツ・フォン・ヘッセンの宮廷
ザムエル・シャイト : 悲しみのパドゥアーナ
ザムエル・シャイト : 悲しみのクーラント
ウィリアム・ブレイド:聖なる山
ウィリアム・ブレイド:サテュロスの踊り

【イギリス】エリザベス1世の宮廷
オーランド・ギボンズ : パヴァーヌ
作者不詳 : ガイヤルド
作者不詳 : 愛のアレマーナ
ジョン・ダウランド:デンマーク王のガイヤルド(戦いのガイヤルド)

【フランス】アンリ4世の宮廷
フランシス・カルーベル(ミヒャエル・プレトリウス編) : イギリス人たちのバレエ
                           : ブルターニュのパスピエ
                           : クーラント (125, 183)
                           : ヴォルト(201)
                           : ブーレ





ルネサンス時代の城の広間に
王侯貴族らが集い、夜会が催される

贅を尽くした料理の品々
酒を酌み交わす華やかな宴

そこで奏でられる音楽は
ときに華やかに
また、愁いをおびて。。



'17May LFJ2.jpg

                 (この写真はweb上からお借りしました)





ベルギーの古楽アンサンブル、リチェルカール・コンソートが奏でる諸国漫遊の旅。
登場した彼らの風貌を見ただけで、もう気分はすっかりルネサンス。

6人のアンサンブルなのにヴィオラ・ダ・ガンバが3台も。
太い倍音で空気が震える。
会場がデッドなので、響きがクリアで心地よい。

ざわざわとしたテクスチャーの手触りのようなイタリアの音楽の後は
スペイン・フェリペ2世の宮廷へ。

フィリップ・ピエルロのビウエラがアンサンブルをぐんぐんと引っ張る。
リュートの独奏が細やかに語りかけた後
陽気なロマネスカで宴は最高潮に!

そして一転、ほの暗いドイツへ。
悲しみの2曲の後のダンス音楽は
ドイツ的なきびきびした楽しさに満ちている。

国が変わると音楽が変わるのはもちろんだけれど
演奏のしかたもガラリと変わる。

ほら、チェンバロが奏でるパヴァーヌは
イギリスのエリザベス1世の時代のもの。
ガイヤルド(舞曲)はどこか凛とした気品がある。

そして舞台はフランスへ。
アンリ4世が自ら踊り手だったという宮廷の音楽は
可愛らしくて、とてもロマンチック。
貴婦人の美しい衣装が目に浮かぶ。。



高い演奏技術とアンサンブルの巧みさに惹き込まれ
あっという間に終わってしまった演奏会!
でも、本当に濃密で愛おしい時間でした。

朝のラジオ番組「古楽の楽しみ」で良く聞く作曲家や曲名。
それが生演奏で繰り広げられる興奮!
喝采はいつまでも鳴り止みませんでした。

実はこのアンサンブルの演奏も前日に中継されたのですが(別プログラム)、
やはり生演奏はそれを何倍も上回るインパクトでした!






演奏と関係ないですケド
ベルギーの人って髪が多いのでしょうか?
結構なお歳と思われる白髪の方もフサフサでした~。
そういう民族なのかしら。それとも食べ物のせい?w
ピエルロのツヤのある栗色の髪もステキでした♡










LFJはこんな素晴らしい出会いがあるので、毎年ほんとうに楽しみです。
また来年、どんな演奏が聴けるでしょうか。。


'17May LFJ.jpg






















La folle journée au Japon 2017 (2)    [コンサートの記憶]

ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン 2017

"カルトブランシュ"(Carte blanche)
             ~ホールC


小曽根真(ピアノ)
アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)

(プログラム)
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ 二長調 K.448より第1楽章(Duo)
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22(ヴォロディンSolo)
ピアソラ:ローラズ・ドリーム(小曽根Solo)
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ 二長調 K.448より第3楽章(Duo)

(アンコール)
レクオーナ:ヒタネリア(Duo)
C Jam Blues (Duo)






かみ合わせに置かれた2台のグランドピアノ。
黒シャツの二人がステージに登場し
アレクセイ・ボロディンさんが左に、小曽根さんが右に座る。

さあ、モーツァルトだ!
は、速いっ!
しかし、なんと気持ちの良いこと。

繋ぎ目のない線路の上を滑るように走っていくみたい。
青空の下、澄み切った空気。
新緑の高原を進んでいく列車に乗れば
どこまでも行けそう!
わくわくと心躍るステキな旅。

それにしても小曽根さんのタッチの軽やかさはどうだ!
スケールの粒が綺麗にそろっていて素晴らしいっ

モーツァルトは、楽譜は簡単そうに見えるけれど
実は、ひとつの隙も与えてくれないくらいシビアだ。
特にスケール(音階)を綺麗に弾くのは
どんなパッセージを弾くより難しい。

クラシックを始めた頃の小曽根さんは、
ほとんどジャズのタッチでモーツァルトを弾いていた。
けれど、クラシックの奏法を身に付けてこんなに美しい音を手に入れたとは、本当に凄い。
それには凄い努力があったはず。
小曽根さんは努力できる天才なんだな。

そして、今回のお相手アレクセイ・ボロディンさんの演奏に触発されたことも間違いない。
二人のスケールの応酬はほんとうに見事!

ところで
「何でも弾けますから~」って感じのアレクセイ。
生粋のクラシックかと思えば、
次々にオカズが入るモーツァルトではないですか。
これは二人が気が合うわけだわ~。



しかし、ソロのショパンはすっごいクセのある演奏で
なんだかショパンに聴こえなかった(←をい

そして小曽根さんのソロはピアソラ。
いつもの毒のようなものが
少し薄まったように感じたのは気のせいでしょうか??


そして再びモーツァルト。
活気に満ちた第3楽章が、二人が弾くとさらに輝きを増す。
端正であることを決して忘れず
生き生きとした表情も
少し愁いのあるフレーズも
お互いの言葉をしっかり受け止めながら会話している。

コーダに入る前、楽譜から離れた即興。
短いやりとりをした時、1度だけ同じアコードを同時に弾いた二人。
その瞬間、小曽根さんが歓喜の声を上げる!

ああ、幸せなモーツァルトに大喝采!




アンコールはキューバの作曲家の曲。
「踊りたい方は、出てきて踊ってください」と小曽根さん。
出て行った人はいなかったけれど、
ものすごくかっこいいダンスミュージックに、みんな椅子の上で踊ってましたよ~♬♪♫

さあ、拍手鳴り止まず!
小曽根さんが話しかけていますが、アレクセイがちょっとシブい顔をしています。
そして、いよいよ弾く時になってもまだ仏頂面。
でも「ソ!ソ、ソ、ソード!」
と弾き始めたら、なんとジャズマンに変身!
うはー!
何でも弾ける人だとは感じてましたが
まさかブルースまで!
それも凄いパフォーマンスでビックリ仰天。

この演奏会のタイトル「カルト・ブランシュ」(白紙委任状)の意味がやっと解りました。
本当に、この二人なら何でもアリなんですね(←尊敬してます




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               (写真はweb上からお借りしました)













この前日に小曽根さんはオーケストラの演奏会に出演しました。
ラヴェルの「ボレロ」にピアノとトランペットを入れて演奏するというのです。
私はラジオの生中継で聴きました。
トランペットはエリック・ミヤシロさん。


冒頭からずっとスネア・ドラムが刻むリズムにゾクゾク。
ラジオからも緊張感が伝わってくるよう!
同じメロディーを楽器が次々に変わりながら音楽が進んでいき
やがて 少しずつピアノが鳴り出す。

そしてピアノがオンタイムよりも後よりでメロディーを奏でると
エリックさんの即興。なんてキレイな音!
続く小曽根さんの即興はラヴェルにピッタリの音色だ。

オケが厚みを増すとピアノがオンタイムになり
さらにオケを引っ張りはじめる。
華やかなトランペット。
ヒリヒリする高揚感。
そして壮絶なエンディングへ。。




最近読んだ「音楽嗜好症」という本にラヴェルのことが少し書かれていました。

ラヴェルは晩年、精神を患っていました。
ひとつのパターンを繰り返す作曲は、彼が若いころからもありましたが
晩年は、それを展開させることが出来なくなったそうです。
それでも創作の意欲は衰えず、完成させたのが「ボレロ」。
だからこの曲は「繰り返し」で出来ているのです。



「ボレロ」は繰り返しの中で旋回しているようにも感じられます。
この日の、ピアノとトランペットは
それを更に 何か巨大なものへ変身させたのではないでしょうか。
まるで生き物のように
エネルギーを取り込みながら増幅し
大爆発し、宇宙へと昇華した音たち!



こんな凄い演奏の翌日に、全く別のプログラムを平気で弾いてくれる小曽根さんって。。






(LFJはさらに続く)












La folle journée au Japon 2017 (1)    [コンサートの記憶]

ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン 2017

ローザンヌ声楽アンサンブル
指揮:ダニエル・ロイス
              ~ホールC

(プログラム)
ブラームス:「2つのモテット op.74」から 何ゆえ悩む者に光が与えられたのか
ブラームス:愛の歌 op.52
ブラームス:運命の歌 op.54



なんて完璧なハーモニーだろう!
自然で無理のない発声が
しっかりしたフォルムを形作る

ひとりひとりは個性豊かで
人に染まることはないのに
声が合わさると
この世のものとは思えない
美しい調和が生まれる。。





ア・カペラと、ピアノ連弾による伴奏のオール・ブラームス。
幸いなことに客席の照明が明るめだったので、
歌詞対訳を読みながら聴くことができました。
歌手たちの表情が大きく変化するので、
歌詞の内容が本当に細やかに伝わってきました。

1曲だけソロの曲があり、
合唱団の中の女性が前に出て歌いましたが
その人以外でも、誰もがソリストになれる力量を持っているのですね。
そういう安定した声と、
お互いを聴き合う耳を持つ人達によって創り上げられる合唱は
天国のブラームスも満足したことでしょう。

なにしろ「これがウケないならロバ呼ばわりされてもいい」
とブラームス本人が言ったという自信作だったのですから!(プログラム・ノートより)






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今年も「ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン」に行きました。
3日間の開催のうち、真ん中の1日だけの4公演。
先行抽選に4公演エントリーしたうちの3公演が当選、
外れた1公演も先行発売で購入できました。

その1公演が「テンベンベ」というメキシコ民俗音楽のグループ。
傾斜のない、平らなフロアに椅子を並べて客席をしつらえたので、
前の人の影になってステージが良く見えません。
その上、座って演奏するものですから なにがなにやら(汗
おかげさまで、途中で何度も意識が遠のきました。
後でわかったことは
全員がどの楽器でも演奏できるので、楽器を取り替えたりしていたらしい。
しかも、音程が変えられる珍しいパーカションもあったそうで
それらを目撃できなかったのは、かなりザンネンなことでした。


しかし、その後の2公演はザンネン感をきれーに払拭してくれたのでした!!

(つづく)














AVI AVITAL          [コンサートの記憶]


アヴィ・アヴィタル&ヴェニス・バロック・オーケストラ
              ~浜離宮朝日ホール

(プログラム)
ロカテッリ:コンチェルト・グロッソ ハ短調 Op.1-11
ヴィヴァルディ:リュート協奏曲 ニ長調 RV93
エイヴィソン:ドメニコ・スカルラッティのソナタに基づく12の合奏協奏曲より第3番 ニ短調
ヴィヴァルディ:2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV532

ロカテッリ:6つの劇場風序曲 Op.4より第4番 ト長調
ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲 ハ長調 RV425
パイジェッロ:マンドリン協奏曲 変ホ長調
ヴィヴァルディ:協奏曲「四季」より"夏"ト短調

(アンコール)
ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲 RV443より 第2楽章
プチミス(ブルガリアの伝承曲)





マンドリンが歌う
それはそれは鮮やかに

なんという色彩感だろう!

撥弦楽器の
瞬間しか鳴らないはずの硬質な音の粒が
ふわっと膨らんだり
すうっと縮んだり
変幻自在に姿を変えて
フレーズを豊かに形作る

ヴェニス・バロック・オーケストラとの
息の合ったアンサンブルとともに
音楽を創り上げていくさまは
本当に見事で
ほとんど異次元の神懸かりのようなパフォーマンス!
じっさい
こんなにクオリティが高い演奏会は
滅多に出会えない!



'17Apriアヴィ.jpg
                    (この写真はweb上からお借りしました)





アヴィ・アヴィタルの存在を知ったのは いつ頃だったでしょう?
ネットで配信される、彼の弾くヴィヴァルディやバッハに夢中になりました。
いつかナマで聴きたい!
その思いが、この日 かないました。

空気をふるわせて伝わってくるマンドリンの倍音。
それは スピーカーを通して聞こえてくるものと
全く違っていました!
類い希な宝石の輝きのような音色は
聴く者の心をつかんで放さない。
身体に抱え込んで演奏する小さな楽器なのに
なんと雄弁に語るのだろう!


アヴィ・アヴィタル、
高度な演奏技術と音楽性を持っているのはもちろんだけれど
発想の豊かさは もの凄いものがある!
だって、マンドリンで演奏するためにかかれた曲ではないのに
彼が弾くと最初からマンドリンの曲だと納得してしまうくらい。

ヴェニス・バロック・オーケストラは様々なソリストと共演してきたから、
ヴィヴァルディの「四季」なんて何百回も演奏したことだろう。
でも、恐らくアヴィ・アヴィタルとの演奏は
彼らにとって新鮮で喜びに満ちたものに違いない。
ソリストのインスピレーションの発露をしっかりフォローするアンサンブルは
本当に見事!!




そしてアンコールの2曲目。
アヴィ・アヴィタルのソロ!!

何かの旋法の曲かと思ったら、ブルガリアの伝承曲をもとにした即興演奏。
暗い夜空、岩山の上で孤高の人が静かに奏でる民謡。
しだいに熱を帯び、激しいダンスが繰り広げられる。
まるで憑依したような踊り!
なんというグルーヴ!

まさに圧巻の幕切れ。。


'17Aprilアヴィ2.png





アヴィ・アヴィタルの演奏は
本当に大きな包容力に溢れていて
彼の豊かな人間性を感じさせてくれました。

サイン会では立ったまま、にこやかに
ひとりひとりに丁寧に挨拶していました。
その温かさは、握手した時の彼の大きな柔らかい手からも伝わってきました。







さて、時を同じくして
私の大好きなヴァイオリニスト、ダニエル・ホープが来日していました。
演奏を聴きたいのはモチロンでしたが、今回はコンチェルトなので行かないことにしたのです。
だって、コンチェルトって1曲だけなんですよ。(あたりまえだ!
もし聴きに行ったら「もっと聴きたい!!」って悲しくなるに違いない。
だから行かなかった。(へそまがり
でもね、ラジオの生中継があったのです!(アヴィ・アヴィタルの次の日でした)
うう~、ステキだったよう~(泣いている
そして!
アンコールが、ラヴィ・シャンカル(インドのシター奏者)の曲を元にした即興だったのです。
うわあっ!
ふたりの演奏がそっくりっ!!
民謡の要素のある曲のインプロヴィゼーション。
まるで示し合わせたようではないですか。

実は、ふたりは仲良しなんですよ~。
というのを知ったのは、この前日だったのですが
ふたりでお寿司を前に肩を組んでいる写真がSNSに投稿されてました~w
ああ、いつか二人の共演を聴いてみたいっ!


































バッハにまつわる作曲家たち     [コンサートの記憶]

【浜離宮ランチタイムコンサートvol.159】
鈴木優人 チェンバロ・リサイタル~バッハにまつわる作曲家たち~

(プログラム)
フローベルガー:トッカータ ニ調
L.クープラン:組曲 ニ短調(プレリュード・アルマンド・クーラント・サラバンド・
             カナリア・パストゥレル・シャコンヌ)
F.クープラン:第6組曲(第1曲:仮装をする人々 第2曲:心地よい恋やつれ 
            第3曲:さえずり 第4曲:ベルサン 第5曲:神秘的なバリケード             第6曲:牧歌(ロンド-) 第7曲:おしゃべりな 第8曲:羽虫)

スウェーリンク:半音階的幻想曲 ニ短調
D.スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.555
ヘンデル:ハープシコード組曲第5番 ホ長調 HWV.430 より「調子の良い鍛冶屋」
C.P.E.バッハ:プロイセン・ソナタ第2番 変ロ長調

(アンコール)
フローベルガー:トッカータ イ短調




空気の中に漂っている音を 
ふわりと掴んだように
旋律がやわらかく動き出す

トッカータ・・
リュートなどを調弦し 試し弾きをするニュアンス
たゆたっていたものが
やがて音楽となっていく
悲しみをつのらせるように降りていく半音階。。



こうして演奏会はフローベルガーから始まりました。
J.S.バッハを1曲も演奏しない、「バッハにまつわる作曲家たち」という演奏会です。

次は「プレリュード・ノン・ムジュレ」
って、なんだかスイーツのようで美味しそう!
2月のお菓子付きコンサトの続きかしら~?(全然ちがいますっ!

ノン・ムジュレは「小節線がない」のです!
音符が並んでいるだけの譜面を、演奏者のインスピレーションで自由に表現するのです。
優人さんの演奏は、とても見通しが良くて
どこまでも軽やかに歩いていけそうな清々しさ。
それに続く組曲。
時に、この世か彼岸か区別がつかなくなる。
現代の感覚からは、とても遠いところにある音の並びを
優人さんは いとも たやすく弾いてのける。。

そして その作品をかいたルイ・クープランの甥、フランソワ・クープラン。
クープラン一族の栄華と繁栄。
そんな、フランスの艶やかな音色をチェンバロが奏でる。
まるで典雅な館に招かれたよう。。
ルイよりフランソワの作品の方が断然わかりやすい!
題名がついているせい?
それもあるけれど、確実に時代が変わったことを感じる。
これぞバロック!



後半は再び時代が遡り、オランダのスウェーリンク。
これはバッハのフーガですよ、と言われても信じてしまいそう。
クロマチックの下降。
歌い出す先行唱を追いかける後続唱。
優人さんがフーガを弾くと
遁走するテーマをどこまでも追いかけてゆける!

ここで、優人さんの楽曲解説。
理知的なお話しぶりを聞いていると、朝のラジオの時間みたいですねw

ドミニコ・スカルラッティとヘンデルはバッハと同い年。
一体その年に何があったのでしょう?と思ってしまうほど、作曲家の豊作年。
きっと星の巡りがそうさせたに違いない。

スカルラッティは555曲も「ソナタ」をかきましたが
「きりの良いところで555番を演奏します。」と優人さん。
(実は選ぶのが大変だったw というか555曲も聴いてられないし)

ヘンデルの曲は組曲の中の有名な1曲を「いいとこ取り」で。

こうしてJ.S.バッハに近づいた!と見せかけて
プログラム最後はバッハの次男の作品です。

それにしても後半は前半の柔らかなタッチとまるで違う。
もちろん、アーティキュレーションも!

イタリアからスペインへ渡ったスカルラッティと
ドイツからイギリスへ活躍の場をもとめたヘンデル。
それぞれの曲の個性がはっきりと弾き分けられる。
それはもう、見事に!

そしてカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの作品は
古典派の時代の到来を告げている。
父のヨハン・セバスチヤンの時代、バロックが終わったことを。




'17April優人.jpg



さあ、本当にJ.S.バッハの作品は演奏されませんでした!

それなのに何故かとても近しく感じるのです。
まるでJ.S.バッハが ずっと見守ってくれたような
そんな親しみ。

それぞれの作品に隠れたバッハのエッセンスは
時代や国が違っても 通ずるものがあるのでしょう。


アンコールに奏されたフローベルガー。
それは とてもルネサンスに近くて
音楽の起源を思い起こさせる。

時を越えた旅のおわり。。

















































Matthäus-Passion             [コンサートの記憶]

J. S. バッハ
《マタイ受難曲》 BWV 244
             ~みなとみらい大ホール


指揮:鈴木優人

エヴァンゲリスト:ニコラス・スコット
ソプラノ:松井亜希、藤崎美苗
アルト:ジョン・ミンホ、青木洋也
テノール:谷口洋介
バス:加耒 徹、浦野智行

合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン









響きの美しい大ホール

そこで語られる音楽は

明晰で

しかも 

心の深いところに訴えてくる

これがバッハの宇宙

遠い昔の音楽が

生き生きと よみがえる。。



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バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏を優人さんの指揮で聴くのは初めて!
指揮だけではなく、オルガンも!
マタイ受難曲はエヴァンゲリストという物語の進行役がいるのですが
そのレチタティーヴォの通奏低音をチェロとともに担っているのです。

合唱曲、ソリストの歌の時は指揮をしますが
それが終わった瞬間、エヴァンゲリストのためにオルガンを鳴らす。
これは即興で呼吸を合わせていくのですから
本当にすさまじい集中力!

さらに、合唱曲の時はずっと歌っているのですよ。
もう、この曲が身体にしみ込んでいるみたいです。
聞くところによると、子どもの頃 家で毎日マタイ受難曲をかけていたとか。
ご両親に嫌がられても 聴き続けていたという強者ですw

そんな優人さんが創る音楽は
見通しが良いのに、しっかりと情感もこもっている。
それは、おそろしくバランスの良い合唱を聴いてもわかる。
ほんとうに、ダイナミクスの幅がこれほど広いとは。
言葉のニュアンスがすばらしい表現につながっている。

そして、どのソリストも本当に表情豊か。
まるで演奏会形式のオペラを観ているよう!
特に イエス役の加耒徹さん。
弟子に対する気持ち、「人の子」としての死への怖れ、
そんな細やかな心のひだが歌われて 涙がこらえきれず。。

(ホント、なんでバッグからティッシュを出しておかなかったのか、激しく後悔。
だって、客席は水を打ったようにシーーンとしているんですもの。
ちょっとでも音を立てたらタイヘンです~・汗)

エヴァンゲリスト役のニコラス・スコットさんは
去年レザールフロリサンの一員として来日した時に聴きましたが、
その時よりずっと感動しました!
(というのはウィリアム・クリスティーには内緒ねw)

さて管弦楽、第一オケのコンマスはトゥオーモ・スーニさん。
BCJのヨーロッパ公演の時に出演される方だそうですが
超絶な演奏技術に、価値観がひっくり返るくらいの衝撃っ!
なんであんなに細かくアーティキュレーションを付けているのに凄いスピードで弾けるの?!
もうお一人はヴィオラ・ダ・ガンバのエマヌエル・バルサさん。
優人さんと一緒に通奏低音を弾くのですが、ぐっとくる音色でパッキーンと攻められるので陥落w
バロック・チェロとガンバの両方を使い分けていましたが
恐らくガンバって小回りのきく楽器じゃないはずなのに
あれだけエッジの立った演奏が出来るってタダ者じゃない~!





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ほんとうにね、こんな席で聴くと
「気」がダイレクトに飛んできます。
もちろん、指揮者の息まで聞こえます。
空中に舞っていた指先が、さっと鍵盤の上に着地する!

そして
カウンターテナーを歌う青木洋也さんと優人さんが
呼吸を合わせ、音を紡いだ瞬間は
ストップモーションになって
記憶のなかに焼き付けられるのです。。























「春」「恋」「愛」      [コンサートの記憶]

Aprico Weekday Concert Vol.12             
        ~大田区民ホール・アプリコ 小ホール

(出演)
加耒徹(バリトン)
松岡あさひ(ピアノ)

(プログラム)
R.クィルター:愛の哲学
J.アイアランド:春の悲しみ
G.フィンジ: 恋する若者とその娘
F.シューベルト:春の信仰
        セレナーデ
R.シューマン:献呈
R.シュトラウス:ひそやかなる誘い
G.ヘンデル:歌劇「ジューリオ・チェーザレ」より「おまえは私の心の中の心」
W.A.モーツァルト: 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より「窓辺に寄せて」
G.ビゼー:歌劇「カルメン」より「闘牛士の歌」
G.トマ:歌劇「ハムレット」より「酒よ憂さを晴らせ」

(アンコール)
越谷達之助:初恋




艶やかな黄金のようなバリトンヴォイスが
空気を振るわせ、ホールを満たす

客席の ひとりひとりに向けて
表情豊かな歌が届けられる

春、恋そして愛の曲たち
音楽に身をゆだねた至福のひととき。。


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加耒徹さんは、私たちの合唱団の演奏会にソリストとして出演してくれました。
合唱団はソリストの後ろにいるので、前から聴きたい!
という願いがかないました。

歌曲からオペラアリアまで、
本当に盛りだくさんなプログラム。
これが朝のコンサートだなんて!(凄~
しかも、この前日はリサイタルをされていたという!
しかも、この日は午後の部もあるという!

しかもっっ、全て違うプログラムで
全て暗譜だという!!

この2日後にもコンサートがあって、それも入れると
60曲以上を暗譜!!!

そして、歌のクオリティの高いことといったら!!
まさに驚異的です~。







強靱さと繊細さの両方を持ち合わせた、確かな演奏技術。
歌曲は、絶妙なフレージングで紡がれる詩の世界が
心にダイレクトに響きます。

オペラアリアは、まるで舞台装置が整ったステージに
衣装を着けて登場したかと錯覚してしまうくらい!

だから、聴く者は
ただただ音楽に身を任せ
曲の世界に入り込むことができるのです。



さらに、お話も とてもお上手で、曲の聴き所を解りやすく解説してくれます。

そうそう、ヘンデルの曲を歌う前に「今日はヘンデルの誕生日」と紹介してくれましたが
私の誕生日でもあったので、お祝いに歌って下さった!と勝手に思って(←殴



それから忘れちゃいけない、共演ピアニストの松岡あさひさん!
本当に素晴らしかった~♬♪
歌曲とオペラでは演奏のしかたが変わるのは当然ですが
作曲家によって音色からなにから、ガラリと変えて弾いている!
これは凄かったっ!
シューマンの音とシューベルトの音が違うんですよ。
これが出来る人は、なかなかいません!(ブラボー







アンコールで歌われた「初恋」

静寂の狭間から生まれた音が 
美しい日本語とともに語られ
あたたかい余韻をのこして
コンサートの幕が下ろされました。。





'17Feb加耒徹2.jpg

























音楽×ダンス×スイーツ        [コンサートの記憶]

チェンバロと踊る“お菓子”な世界
           ~Hakuju Hall

鈴木優人(チェンバロ)
TAKAHIRO(ダンス)
菊地賢一(パティシエ)

(プログラム)
J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ BWV.903
F.クープラン:神秘的なバリケード
ラモー:雄鳥
    未開人の踊り

武満徹:夢見る雨
J.S.バッハ:ゴルドベルク変奏曲より アリア
マドンナ:ハング・アップ




暗闇のステージに明かりがつくのと同時に
チェンバロの急速な演奏が始まる
いつのまにか現れたダンサーが
バッハの曲に反応してゆるやかに動き出す
なんて しなやかな身体だろう!
時には奏者に近づき 触れながら
ともに呼吸して
音の世界に遊ぶ。。


そして 登場したパティシエが
ケーキにデコレーションを始める
真っ白なクリームに
イチゴが鮮やか!
かくしてクープランは
とろけるような甘い音楽となる。。




テーブルを囲んだ3人が
音楽とダンスとスイーツという
ステキなコラボレーションについて話します。

TAKAHIROさんが初めてチェンバロの演奏を聴いた時のイメージは
水が渦を巻いて流れ続けているようだったそうです。
昔なのに新しい!
コンピュータで打ち込まれた電子音楽で
ストリートダンスをしている人の耳に とても刺激的だったのは、
生演奏が弾く度に変化するものだということ。
呼吸を合わせてダンスをする、根源的なものに気付いたそうです。

パティシエの菊地さんのスイーツのお店「レザネフォール」は超人気店。
美味しいのはもちろんですが、とっても可愛いのです♡
優人さんもTAKAHIROさんも大ファン!

さあ、ここで菊地さんの「マカロンのレシピ」大公開~。
優人さんが「3分間クッキング」のテーマを演奏(爆笑

次は実際に作ってもらいましょう。
テーブルに並んでいる果物の中から、客席の拍手でパイナップルに決まり
ナイフをふるって鳥を製作。
クッキングミュージックはラモーの「雄鳥」
コッコッコッコ・・
というフレーズのリフレインに乗って
TAKAHIROさんも卵を泡立てながらダンス。
ちょっとしたアクシデント(卵が減ってしまいました~)がありましたが
鳥は無事に完成!
可愛らしいですねえ。


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さて、優人さんとTAKAHIROさんはケーキを試食していますよ。
いいなあ~(客席からため息がw
実はこの後、私たちもスイーツがいただけるはずなのですが
「ただで差し上げるわけにはいかない」w
なんと、優人さんの演奏でTAKAHIROさんの振り付けのダンスを皆で踊り
100%上手くいったら食べられる、ということになりました~(マジかー!
しかしマドンナのバックで踊り、振り付けもやっていたTAKAHIROさんの踊りでは
ハードルが高すぎる!!
だいたい私は踊りが苦手なんですよー。
でも、スイーツをゲットするためには頑張るぞっ!

優人さんが弾くのはラモーの「未開人の踊り」。
TAKAHIROさんがお手本を見せてくれて、客席も見よう見まねで動きます。
それがね、座ったまま身体をゆらしたり、手を上げ下げするものですが
(踊りが苦手だと、そんなものでも間違えるww)
振り付けが音楽にピッタリ合っていて、しかも教え方が上手なので
私もミスなく出来ました!(人生初w
私が出来たのだから、他の皆さんはバッチリです~。
全員合格で、無事にスイーツを戴けることになりました。


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6種類もあって目移り!
ロビーは大混雑w





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後半は「夢見る雨」の演奏が流れるなか
「水」がキーワードになったパフォーマンスが
TAKAHIROさんと、二人の女性ダンサーによって演じられます。

「ゴルドベルク」は時が止まったかのよう
ストップモーション・・
でも大好きなイチゴを食べさせてもらって幸せな気持ちになった優人さん、
音楽がなめらかに流れ出しました。

ところで、チェンバロの音はゲーム音楽やアニメにも良く使われているのですね。
優人さんがそんなフレーズをあれこれ弾くと、みな大喜び~。

いろいろ無茶振りが多いコンサートですがw
最後はチェンバロでマドンナ!
ダンサーは電飾のグラスとシューズ♬♪
パティシエはボールと泡立て器でパーカッション♪♬
ひゃー、カッコイイ!!




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                     (こちらの写真はweb上からお借りしました)





優人さんはマドンナを弾くのは「一生に一度」と言ってましたが
そうでしょうか?
次を期待しちゃいます~♡






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Jazz Session           [コンサートの記憶]

小曽根真 ジャズ・セッション feat.No Name Horses Quartet
                   ~板橋文化会館 大ホール


小曽根 真(ピアノ)
エリック宮城(トランペット)
中村健吾(ベース)
高橋信之介(ドラムス)


(セットリスト)
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闇の中から聞こえたのは
風にゆれる葉擦れ?

・・それはピアノの弦を指で弾く音。
そして それに応える柔らかいシンバル。
ピアノとドラムスが会話する。
はじめは静かに。
やがてリズミカルに。
そこへ ベースが加わりセッションになる。
ああ、なんて喜びにみちた音楽だろう!

2曲目はピアノの「チョップスティックス」ではじまったジャズワルツ。
ピッコロ・トランペットが明るい音を奏で
軽やかなステップを踏むダンサーが見えるよう!

ふたつの曲、どちらもステキに明るくて
こんなに幸せなのに
こんなに胸が高なるのに
なぜか涙が流れて止まらない。。


いつもJoyにあふれている小曽根さんのピアノ。
それが さらに自由に躍動している。
磨かれた音が紡ぎ出すインプロヴィゼーションが
とても艶やかで、香り豊かな響きを放つ。
リズミカルな音と音の隙間に見え隠れする
この、ステキな輝き!

小曽根さんは、このライブの数日前までニューヨークにいて
クラレンス・ペン、ジェームス・ジーナスとレコーディングをしていたのです。
最強のトリオ!!
彼らの活動の再開を、どんなに待ち望んでいたことでしょう。
小曽根さんのピアノが一番いきいきとするのは、このトリオだもの!

これは、まさしくニューヨークからの風。
セッションの真新しい記憶が
風にのって東京へ!



次はエリック宮城さんが若い時の思い出話を。
ステキなお話を聞いた後の演奏は
しっとりとしたトランペットの音色が心にしみます。

そして小曽根さんのバラード。
決して押しつけがましいことがない
自然に語られるピアノのフレーズは
胸にストンと落ちる
たとえば
遠く旅をしていても
いつか必ず
あるべきところに還っていく人のように。。


前半最後のセッション。
ひとりひとりが プロフェッショナルで
超絶なパフォーマンスを繰り広げているのに
すっごい余裕の笑顔!
カッコ良すぎだっw




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この日、いくつかの楽器を持ってきたエリックさん。
最初の曲のサイズが小さいピッコロ・トランペットの後は
普通の大きさの楽器を使っていましたが
今度は1つの楽器に2つのラッパが付いています。
操作によって2種類の音を吹き分けられる。
「ギャラは倍ですか?」
と笑いをとっていましたが、ホントにすばらしくて楽しい~♪♬




そして、なんとっ!
小曽根さんがNYで録音してきたばかりの新曲が
披露されましたっ!!

セットリストには「Waltz」となっていますが
「Angel Tears」というイメージだという小曽根さん。
シンプルで飾らないメロディー。
揺れるリズムが
つないだ手のぬくもりや
あたたかな抱擁を思わせる。。



後半最後の曲、そしてアンコールも
ジャズセッションならでは!の凄い演奏でしたが
どんなにぶっ飛ばしても
4人の音はどこまでもクリアで明るく
確信に満ちたものでした。


喜びや哀しみや
私の生き方そのものを肯定してくれた
熱いライブに
感謝



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メディチ家が愛した音楽        [コンサートの記憶]

「メディチ家が愛した音楽」イタリア・ルネサンスの響き
                   〜近江楽堂

リュート、構成&編曲:高本 一郎
カウンターテナー:青木 洋也
タンバリン:田島 隆

(プログラム)
ロッシーノ・マントヴァーノ:バグパイプの音色のようだ
レオナルド・ダ・ヴィンチ:愛は甘美なものであるが
ヘンリクス・イザーク:インスブルックよさらば
ジャン・ムートン:アヴェ・マリア
作者不詳(15世紀):望みなき運命
グリエルモ・グリエルモ・エブレオ・ダ・ペザーロ:些細なこと
ロレンツォ・デ・メディチ(詩)・高本一郎(曲):麗しき青春
頑固にやりとげるのだ:マルケット・カーラ
ジャコモ・フォリアーノ:愛しい人よ

ジョスカン・デ・プレ:はかりしれぬ悲しさ
           スカメッラは戦いに
作者不詳(16世紀):スパニョレッタ(シチリアーナ)
ヤコブ・アルカデルト:白き優しい白鳥
フィリップ・ヴェルドロ:あなたの美しい顔
ヴィンチェンツォ・ガリレイ:サルタレッロ
エミリオ・デ・カヴァリエーリ:何という新たな奇跡
ジュリオ・カッチーニ:東方の門より




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楽しげに 飛び跳ねるリズム!
やわらかく弾む打楽器の音は
踊りの輪にさそう

晴れやかな撥弦楽器と
さわやかな歌の調べ

ようこそ
笑顔あふれる ひとときへ。。





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ルネサンスのころ
イタリアはフィレンツェで栄華を誇ったメディチ家。
学問や美術が大輪の花を咲かせる中で
音楽もまた、すばらしい作品が生み出された。
レオナルド・ダ・ビンチが即興演奏の名手であり
ガリレオ・ガリレイの父も音楽家だった。



ゆるやかに 爪弾かれる
リュートのしめやかな音色は
いにしえの時の狭間を思い起こさせる

ゆらめく蝋燭の明かり
かすかな衣擦れ

静かに歌われる優しい旋律は
忘れていた人を思い起こさせる






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田島隆さんのパーカッション、本当に凄かった!!
「日本で唯一のタンバリン専門の奏者」と紹介されていますが
1つのタンバリンから叩き出す音が何種類もあって、
それが非常に美しい音色なのです!
タンバリンの皮をシュッとこする音だけでも、ぞくっとするほどステキ。

太く力強く、また軽やかに細やかに
繰り出すリズムは素晴らしいグルーヴ感を生み出し
音楽をドライブさせていくのです。
もちろん、即興演奏ですよ~♬♪


パーカッションに触発されたリュートとカウンターテナー。
3人の気持ちがどんどん高まって
躍動感みなぎる音楽が繰り広げられる。

プロフェッショナルが刺激し合って
新しい境地を開いていく。
夢のような瞬間が
目の前に現れる、快感!



これが踊らずにいられますかっ!
もう、アンコールの時は立ち上がって踊ってしまいましたよ~w




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再演熱烈希望!!!

と 心の中で叫んでいたら
思いが通じたみたいです~(やったね!

























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