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Kit ARMSTRONG      [コンサートの記憶]

キット・アームストロング  ピアノ・リサイタル
                 ~すみだトリフォニーホール 大ホール


(プログラム)
バード:ヒュー・アシュトンのグラウンド
スウェーリンク:我が青春は過ぎ去りし
ブル:ウォルシンガム変奏曲

J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988

(アンコール)
バード:オックスフォード伯爵の行進曲
リスト:クリスマスツリーより第9曲「夕べの鐘」


'17Aug Kit.jpg



少年のような、あどけない顔立ち。
姿勢良く、早足で登場すると
にこにこと親しみやすい笑顔を客席に向け おじぎをする。

しかし いったんピアノに向かうと
様子が一変する。

そこにいるのは まさに真の音楽家!




ウィリアム・バード、スウェーリンク そしてジョン・ブルは
ともに1500年代半ばに生まれた作曲家たち。
当然、彼らはチェンバロやオルガンで曲を作った。
それを どんなふうにピアノで弾くのか。
私の興味はそこにあったのだが
期待をはるかに超えた凄まじい演奏に
ただただ驚くばかり。

凄まじいというのは大げさに聞こえるかもしれないけれど
本当にすごかったのだ!

キットはポリフォニーの各声部を隅々まで把握していて
とても美しく、歌うように弾く。
それぞれの声部の音色を弾き分けるのが巧みで
全てのフレーズが それはそれは綺麗に聴こえてくる!

そして息を長く使うので、見通しの良い音楽がとても爽やか。
一点の曇りもない なめらかなガラスのように。

キットは数学の学位を持っているくらいだから
本当に頭が良いのだろう。
理知的な頭脳で分析された音楽の説得力は絶大だ。
ところが、頭の良い人の演奏は時によそよそしい事がある。
けれど キットの演奏は全く逆。

まるで いにしえの作曲家と交信しているかのよう。
そしてトランス状態に陥ったかと思うくらい
熱い、熱いパフォーマンスを繰り広げる!
ダイナミックに、情熱的に。
ああ なんて超絶なタッチだろう!



                     (以下の写真はweb上からお借りしました)

'17Aug Kit2.jpg





さあ、後半はゴルトベルク。

これも本当にさまざまな音色を使い分けて、素晴らしい演奏。
繰り返しなし、アタッカで次々に弾かれる変奏曲。
あ、これはカンタータ。
これはオルガン曲、そしてこれは協奏曲!
バッハの様々な作品を彷彿とさせる演奏に
心ときめかせて聴き入る。
愁いをおびた緩やかな曲。
躍動感という言葉を使うのも躊躇するほど闊達な曲。。

ほんとうに、キットの世界に惹き込まれて
会場は息をするのも忘れてしまったよう!
演奏者も聴衆も すごい集中力。

だから
曲の最後にキットが音の行方をあやすように鍵盤から手を離し
ゆっくりと膝に置くまで
会場は静寂につつまれていた。
ああ 何という幸せな瞬間!




'17Aug Kit3.jpg




キット・アームストロングはフランスの古い教会に住んでいて
そこで音楽活動をしているそうです。
いつか、そこで彼が弾くオルガンやチェンバロも聴いてみたいなあ。。


ほら またひとつ 夢がふえましたよ。




































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Life With You        [コンサートの記憶]

Salt(ソルト)こと塩谷哲さんのピアノを本当にひさしぶりに聴いた。
この前コンサートに行ったのは、いつだったろう?
思い出せないくらい前。。

'17Aug Salt.jpg



プログラムの1曲目はオーケストラだけの曲。
せっかくフルオケの配置になっていたのに、ここでピアノが登場するので全員退席。
小編成のアンサンブルで

ショスタコーヴィチ/ジャズ組曲 第1番

ピアノ、管楽器、マリンバの他にバンジョーとハワイアンギターが入って
なんだか昭和な雰囲気の劇伴みたいな曲w

さて、ピアノが中央に設置され
いよいよコンチェルト!フルオケです~。




チック・コリア/ラ・フィエスタ



イントロはピアノ・ソロ。
ころころと転がるような軽やかなフレーズ。
もう、これだけでSaltさんの世界!

次第にスペインの香りがハーモニーに混じり
そして一気にリズムが繰り出される。

躍動する音のひとつひとつに命が宿っているよう!
それらが一体となってグルーヴを生み出していく。

オーケストラが誘われるように
柔らかなハーモニーを奏でる。
旋法の中で弧を描いていた音楽が、メジャーに転調!
さあ、きた!
「フィエスタ」のメロディーだ。
Saltさんのピアノが爽やかに明るく踊る、踊る。。


豊かなオーケストレーションの素晴らしさ!
カスタネットが刻むリズムはフラメンコ。
情熱的な空気が渦巻くよう。

そしてSaltさんのインプロヴィゼーションのかっこよさ!
繰り広げられるタイトなパフォーマンスに
オケも触発され、パワー全開!
ピアノと一体となってエンディングへとなだれ込んでいく。。





「フィエスタ」はチック本人はもちろん、小曽根さんも演奏していますが
この日の演奏はチックとゲイリー・バートンがオケと共演したライブのバージョンを
Saltさんがさらに編曲したものだそうです。
この曲を掌握して指揮をしたアクセルロッドさんにも拍手を!



アンコールはSaltさんのソロで Life With You 

あたたかな、そして深いSaltさんの曲。
以前、何度もくり返し聴いた 大好きな曲。
心の深いところに寄り添ってくれる
Saltさんならではのアコード。




懐かしい思い出がよみがえり
涙・涙。。



      





























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バビロンの川のほとりに      [コンサートの記憶]

バビロンの川のほとりに(北ドイツの合唱作品を集めて)
              ~日本福音ルーテル東京教会


(出演)

青木洋也/アルト
藤崎美苗・澤江衣里/ソプラノ
中嶋克彦/テノール
加耒 徹/バス

原田 陽・小池香織/ヴァイオリン
小池香織・鬼澤悠歌/ヴィオラ・ダ・ガンバ
角谷朋紀/ヴィオローネ
山縣万里/オルガン


(プログラム)

伝ブクステフーデ:マニフィカト
ブクステフーデ(1637~1707):7つのソナタより 変ロ長調op.1-4
ブクステフーデ:イエス様、わが喜び

ベルンハルト(1628~1692):主よ、今こそ あなたの僕を
プフレーガー(1635~1686):バビロンの川のほとりに
ヴェックマン(1616~1674):主がシオンの捕らわれ人を救ったとき
トゥンダー(1614~1667):主が家を建てないところで


'17Julyバビロン川1.jpg





心の一番深いところに ダイレクトに届く音

まるで光の矢のように
まっすぐに降りてきて

いつしか
透明な水のように
素直になった自分がいる。。

歌声と器楽は
綾織りのように彩り豊か
プログラムは
まるでひと綴りの物語

祈りと平和への思いが交錯した
幸せな時間に感謝。。




'17Julyバビロン川3.JPG


北ドイツのバロック時代、バッハよりひと世代前の作曲家たち。
ブクステフーデ以外は知らない名前だったけれど
どの曲も生き生きとしていて、優しさに満ちた作品ばかり。
この後をバッハが引き継いでいくのだろうという予感。
そして少しだけルネサンスの香りもして
なんだか
淡い初恋のような時間でした。


最初は、付点のリズムに乗って
明るくわきたつような曲から。
合唱と器楽全員での華やかな演奏。

次は器楽だけでソナタ。
可愛らしい音色のオルガンのオスティナート。
ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバは
即興しているように自由に歌う。
そして表情豊かな緩徐楽章とが交互に奏されると
童心に還ったようにワクワクする。

前半の最後は
演奏会形式のオペラを観るよう!
器楽、アリア、そして合唱と場面が転換され
信仰の言葉が紡がれていく。
小編成だからこそ出来る緻密な音楽に
我を忘れて聴き入ってしまう。



'17Julyバビロン川4b.jpg
               (この写真のみweb上からお借りしました)




それにしても、歌手たちの声の心地よさときたら!
ヴィヴラートを廃した歌唱のすばらしさ。
そして、カノンになり、ハーモニーになる時
互いの声質を引き立て合い、
この上なく ふくよかな響きを醸し出す。

そんな美しいベルンハルトの作品。

さあ 次が、この日の白眉!
演奏会のタイトルにもなっている「バビロンの川のほとりに」

下降する旋律が
涙を流すように 切々と語られる。
浮遊する悲しみと
そよぐ風が見えるような合唱曲。
空はどこまでも青く
川面はそれを映して穏やかに流れている。。



「この曲の歌詞は旧約聖書の「詩編」第137編の1-4節が採られている。
これはバビロンの国で捕虜となっているイスラエル人の歌で、
バビロンの川のほとりに座って、失った故郷エルサレムのシオンという丘を思い出して
涙を流しているという嘆きの歌である、
イスラエル人の歌は神にかかわる宗教歌なので、
その神から見捨てられ、捕虜に身を落としているのに
どうして神を賛美する歌を歌える気になるだろうかと語られる」
          (プログラム・ノートより)



そんな、打ちひしがれた物語は
最後の曲で救いの場面をむかえる。

「主がシオンの捕らわれ人をお救いになられたら」

空虚な心が喜びで満たされ
あたたかな腕に抱かれるように
幸せな幕切れとなる。




'17Julyバビロン川2.jpg





歌詞と音楽が見事に融合した作品たちが
語るように奏される。
そんな、豊かで味わい深い時間は
極上の幸福となって
いつまでも
心に
あたたかな余韻を残すのです。。

























Chamber Music            [コンサートの記憶]

ミロスラフ・クルティシェフ(Pf)が室内楽を演奏しました。

(プログラム)
ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番c-moll Op.60
フランク:ピアノ五重奏曲f-moll

(アンコール)
ブラームス:ピアノ五重奏曲 f-moll Op.34第2楽章


*おことわり*私はミロスラフ・クルティシェフのファンなので、
       彼のことだけを書きます。





'17Julyクルティ2.JPG



クルティが弾く室内楽を聴くのは初めて。
YTでも見た記憶がない。

一体どんな演奏になるか、想像もつかなかったけれど
ブラームスの冒頭、ピアノの強烈な一撃から始まり
扇の要としての役割をしっかりと担っていて
本当に嬉しく、誇らしい気持ちでいっぱいに。。


ブラームスらしい重厚な和音と
容赦なく連続する三連符の動き。
クルティシェフの大きい手、強靱な指は
難所を軽々と越え、弦楽をリードする。

ひとたび伴奏にまわれば
深くバスを効かせて
ハーモニーの動きをクリアにし
音楽の方向を指し示す。

そして緩徐楽章のメロディーを奏でる時
彼のピアノが本当に音程感のあるものだと
あらためて思い起こさせてくれる。

また、どんなに速い時も弦楽を聴き
コンタクトをとり続ける。
独奏の時は(あたりまえだけど)前を向いているから
あの大きな目をさらに見開いて
弦楽奏者たちを見るのは新鮮w


以前、クルティの演奏には暗い淵のようなところがあった。
それも 本当に素晴らしい個性だと思っていたけれど
今はそんな暗い部分が減ってきたように思う。

現に、短調の部分の多い曲だというのに
それを忘れさせてくれる味わい。
最後のハ長調の和音に向かって突き進んでいくかのよう!




フランクは弦楽がひとり増え、されに重層的な音楽になる。
どちらかというと、このフランスものの質感が
クルティの音に合っているように思う。

とても激しく、官能的ともいえるフランクの作品。
でもそれが妙に生々しくならないのは
クルティのピアノに宿る神々しい響きのためかもしれない。

絶え間ない流れを
ピアノが次の方向へとイニシアティブを取る。

優しさあふれる モノローグ。

そして
一瞬のブレイクの後
放物線を描き、
まさにジャストのタイミングで降りてくるピアノ!
ああ、本当に
これが聴けて幸せ。。


鳴り止まない拍手にこたえてのアンコール。
ブラームスの優しい、春の昼下がりのような曲。
愁いを忘れて
あたたかな光の中でまどろんでいたい。
いつまでも。。

















'17Julyクルティ.jpg


こちらは会場でゲットしたクルティの新譜です。
去年、録音しているという情報がありましたが
これだったのですね!




そして、嬉しいことが もう一つ。
この日の演奏会がテレビで放映されます!

NHK BSプレミアム
「クラシック倶楽部」
2017年9月29日 午前5:00~5:55


やった、クルティ!
全国放送だよ~~~♪♬♫
























きっと またね         [コンサートの記憶]

フランチェスコ・トリスターノ ピアノ・リサイタル
               ~三鷹市芸術文化センター 風のホール




(プログラム)
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988

ギボンズ:ヴァージナルのために書かれた作品より
          パヴァン/エアー/フランス風エアー/イタリア風グラウンド/グラウンド
トリスターノ:Circle Songs(2017)より
          Circle Song3 / All I have/ My old number /Heraklion
ロッシ:3つのトッカータ
          第1番/第2番/第7番
ラモー=トリスターノ:歌劇「カストールとポリュックス」より序曲
トリスターノ:ラ・フランシスカーナ

(アンコール)
デリック・メイ=トリスターノ:ストリングス・オブ・ライフ





'17Julyフランチェスコ三鷹2.jpg

                     (写真はweb上からお借りしました)




ステージの上手から登場したフランチェスコは
ゆったりとした足どりでピアノの後ろを回って鍵盤の前へ進み
いつもように 膝に手を置いて深々とおじぎをする。
真っ直ぐに伸ばした長い足に編み上げのショートブーツ。
細身の身体にフィットした黒いジャケットが良く似合う。


ゴルトベルクは
先日の王子ホールの時よりもタッチが優しく聴こえる。
羽のように柔らかく、春のそよ風のようにあたたかい。

同じ曲なのに
こんなに違って聴こえるなんて!

ホールが変わり、オーディエンスが変わったこと
そして天気や演奏者の体調も影響して
音楽は生き物のように変化する。。


たとえば
今日のゴルトベルクがクリームソーダなら
この間のはかき氷ね。
氷の粒が混じっているくらい粗いかき氷。
食べているうちに頭がキーンとしてくるやつ。

私はかき氷の方が好きだよ、フランチェスコ。




後半はギボンズの作品から。
ヴァージナルは、とてもつつましい楽器で
閉じた空間が似合うはずなのに
フランチェスコがグランドピアノで弾くと
柔らかな抑揚と豊かな響きで
古い時代のイギリスの音楽が饒舌に彩られる。

続くCircle Songsは、先日Hakuju Hallで聴いたのは最初の1曲だけ。
でも、その時と同じく
どの曲もハーモニーが本当に美しい。
そしてテンポが緩やか~中庸で
今までのテクノ的なオリジナル曲とは全く違う。
まるで映画音楽のように
それぞれのシーンが再現されていくよう。。

そして次は17世紀のロッシの作品。
こんなふうに 古い時代と現代を行きつ戻りつしても
不思議なくらい違和感がない。

トッカータは、
リュートなどが調弦をして試し弾きをしているうちに
曲になっていったといういわれがある。
もとはといえば即興。
それがフランチェスコにフィットするのだろう。
ともすれば、とりとめのない演奏に陥りやすい曲なのに
ダンスをリードしてくれるような彼の演奏は
ドライブの仕方も、間のとり方も
ほんとうに小気味よくて、思わず微笑んでしまう。


さらにラモーになると
これはもう踊り出したくなってしまう!
フランチェスコが弾いているのはピアノなのに
オリジナル楽器のオーケストラの にぎやかな演奏が聴こえてくる。

躍動するヴィオラ・ダ・ガンバ。
丁々発止のオーボエ・ダモーレとフラウト・トラベルソ。
バイオリンが歌い、ファゴットが仕掛ける。
ティンパニがリズムを繰り出すと
ダンスは最高潮に!

大きな拍手と歓声の中
間を置かずにオリジナル曲のラ・フランシスカーナが始まる。
即興のイントロの華やかなこと!
続くテクノも超カッコいいグルーヴはそのまま、
もの凄く豪華!!

ああ、どうしよう
これが最後の曲だなんて信じたくない!

そんなセンチメンタルな気持ちを察してくれたのか
アンコールはデリック・メイの曲。
静かに始まったイントロに 一瞬 泣きそうになったけれど
疾走するテクノは
きっと またね
という約束だったよね。











こうしてフランチェスコ・トリスターノのジャパンツアー6公演
(私はそのうちの3公演を聴きました♫)が終わりました。

でもね、今年は11月にまた来日です!
今度はオリジナルのピアノ・コンチェルト(日本初演)ですよ。
ものすごーくカッコイイ曲なので(配信で観ました♫)
ナマで聴けるのが本当に楽しみ~♡































Clavier Ubung         [コンサートの記憶]

Francesco Tristano
      ~王子ホール



(プログラム)
J.S.バッハ :クラヴィーア練習曲 Clavier Ubung 第2巻より
      フランス風序曲 BWV831  
       序曲 Ouverture/クーラント Courante/ガヴォット Gavotte I/II/
       パスピエ Passepied I/II/サラバンド Sarabande/ブーレ Bourree I/II/
       ジグ Gigue/エコー Echo
  
     :イタリア協奏曲 BWV971
       第1楽章 Allegro/ 第2楽章 Andante/  第3楽章 Presto

     クラヴィーア練習曲 Clavier Ubung より
     :ゴルトベルク変奏曲 BWV988


(アンコール)
F.トリスターノ:ラ・フランシスカーナ





'17Julyフランチェスコ王子2.jpg
                            (写真はweb上からお借りしました)




かっきりとしたアルペジオでゆったりと始まった序曲。
スライドする音型が華やかに彩り、高揚していく。
そして、いざフーガに飛び込むと
それはもうフランチェスコの真骨頂!
おそろしいスピードで演奏されるパッセージは
決してブレることはない。。


こうして「フランス風序曲」から始まった演奏会。
この組曲は序曲の後、次々に舞曲があらわれる。

フランチェスコのポリフォニーの演奏は
いつもながら、にくいくらいに完璧。

そしてこの日 さらに素晴らしかったのは
二人の踊り手が舞っている姿が見えるようだったこと!

曲ごとに衣装が変わり、照明が変わる。
軽やかに
しなやかに
ステップを踏む姿。。

それはフランチェスコの雄弁な左手が
右手と同等に、
いえ それ以上に語るから。

また ある時はパーカッシブルにリズムを強調して
ダンスを躍動させていく。




さあ、私の大好きな「イタリア協奏曲」!

フランチェスコ!
そんなに速く弾いたら
すぐ終わってしまうじゃないの!!

というくらいのスピードで始まった第1楽章。

いつ聴いてもスカッとする抜群のテンポ感。
強調されるリズムとグルーヴは最高。
その中で ふっと色が変わる偽終止に はっとする。
ああ、これが彼のバッハだ!


そして第2楽章。
左手はカラッとした時を刻むオスティナート。
決してセンチメンタルに陥らない独唱は
毅然として遠くを見つめる。


さあ、激流のような第3楽章!
どんなに速くてもフランチェスコの音色は
気品を失わない。
1つずつが推進力を持っているから
クリエイトする音楽がスピード感にあふれている。
それぞれの旋律が絡み合い
渦を巻きながら
高く 高く 飛翔していく。。






後半は「ゴルトベルク変奏曲」。

私はフランチェスコの弾くピアノの倍音が大好き。
透明で明るくて
木の葉の間から真っ直ぐに射し込む
陽の光のよう。
それは
G-durの曲にとても良く似合う。

ほら、最初の「ソ」の軽やかな響きは
これから始まる旅が
幸せな物語である予感。。

アリアに続くヴァリエーション。
ひとつひとつの音の粒が
見事にクリアに奏される。

堅い果実のような若々しいパッセージが
縦横無尽に駆け抜ける。

けれど それらは
決して音の羅列ではない。
言葉はなくても
語りが聞こえてくるよう!
それは
バロックの語法にかなった
細やかなアーティキュレーションが施されているから。

このスピードでアーティキュレーションをつけるのは
鍵盤の軽いチェンバロならば出来ても
ピアノではとても難しい。
でもフランチェスコの指は強靱でしなやかだから
いとも簡単にやってのけてしまう!



ヴァリエーションは本当に様々な形式で出来ている。
それぞれのエッセンスを強調して演奏するフランチェスコ。
まるで いにしえの音楽が
現代にぴったりマッチして
スタイリッシュに蘇ったかのよう。

ほら、こんなふうに付点のリズムを弾くと
ステップを踏みやすいんだよ!
とでも言うように。



そして今回、とても印象的だったのは
音色の変化が美しかったこと!
特に緩徐楽章の多彩な響き。
やわらかな愁いの表情。

そんなピアノを聴くと
胸がいっぱいになるよ。。



Var.30クオドリペットが きっぱりとフォルテで奏される。
この曲だけ、繰り返しをつけて。

そう、ダ・カーポしてしまったら
「ゴルトベルク」は終わってしまうから。

別れを惜しむように
最後の和音に装飾音が重ねられる。

和音が終わる。ひとつの音を残して。
それは「ソ」。
アリアの始まりの音。

旅路の果てに還って来たのは
懐かしい我が家。
旅の思い出を愛しい家族に語るように
静かに奏されるアリア。

最後の音が消えて
フランチェスコの手が鍵盤から離れても
拍手をする人は いない。
皆の心がひとつになって
この素晴らしい「音楽の時」に集中していたから。
ほんとうに幸せなひととき。

やがて静かに拍手が起こり
喝采がホールを満たす。



鳴り止まない拍手に応えたアンコールは
なんとっオリジナル曲!

フランチェスコの手首にリストバンドがw
いやあ、カッコよく決めてくれました~♫♪♬




カッコいいといえば、これ!

'17Julyフランチェスコ王子4.png

                     (写真はweb上からお借りしました)



フランチェスコは宿泊先のホテルからホールまで自転車で往復したのですって(驚!
ひえ~
サドルの高さがハンパないw




そして
フランチェスコ、今夜もすてきなサプライズをありがとう!





























Circle Songs          [コンサートの記憶]

フランチェスコ・トリスターノ アコースティック・テクノ アンプラグド・ライヴ
                 ~Hakuju Hall

(プログラム)

《 サークル・ソングス~モーター・シティ・ピアノ 》


F.トリスターノ:ハロー(2007)
F.トリスターノ:サークル・ソングス(2017)より ※日本初演
             サークル・ソング 1
             パストラーレ
             グレイ・ライト
             サークル・ソング 2
             chandax

カール・クレイグ: テクノロジー(1995)~F.トリスターノによるオリジナル・ピアノ・バージョン

F.トリスターノ:バルセロネータ・トリスト(2007)
F.トリスターノ:メロディー(2007)

ヒロシ・ワタナベ: コスミック・シグニチャー(2015)
             ~F.トリスターノによるオリジナル・ピアノ・バージョン

F.トリスターノ:グラウンド・ベース(シャコンヌ)(1993 / 4 rev. 2004)

デリック・メイ: ストリングス・オブ・ライフ(1987)
             ~F.トリスターノによるオリジナル・ピアノ・バージョン


(アンコール)
J.S.バッハ:フランス組曲 第1番より Menuet Ⅱ







この曲を聴いたのは あのホール!
そして、こんどの曲はあそこのホールで。

それとともに
その時の温度や湿度まで思い出す。。





フランチェスコ・トリスターノが来日するようになってから
毎年のように彼の演奏を聴いてきたから
彼が新曲として披露するテクノのオリジナル曲はほとんど聴いているはず。

この日は、そのオリジナル曲を全て演奏するプログラム。
それぞれが時を経て見事に熟成され、進化しているのです。

完璧なリズム感と、すばらしいグルーヴ感はそのまま、
さらに磨きがかかった雄弁な響きと多彩な音色!

ここは本当に響きの良いホール。
その空間いっぱいに音を揺らめかせるかと思えば
余韻を残さずスパッと断ち切る。

ピアノというマシンをコントロールする技術が
きっと以前より何ステージも上がったにちがいない。
(もちろん、以前だって凄かったのよ)



この日は、もちろん以前の曲だけではありません!
フランチェスコの新作 Circle Songs が日本初演されました♫♪♫

これが本当にステキだったのです♡♡♡

5曲からなるゆったりとした組曲の、どれもが持つ独特のハーモニー。
その美しさに圧倒されてしまう。。

さまざまな色彩のグラデーションが
綾織りのように広がるさまは、本当に見事!





ダイナミックなオリジナル曲の後のアンコールは バッハ。

つつましやかなメヌエットが静かに奏される。
まるで
子守歌のように。。






'17Junトリスターノ2.jpg

                        (写真はweb上からお借りしました)







さあ~
フランチェスコ・トリスターノのジャパンツアーが始まりました!

クラシックとテクノ、どちらも凄いレベルで演奏するフランチェスコですが
初日はテクノから。

来週はクラシックのみの公演が続き、最後は両方のミックスという楽しみなプログラムです。

フランチェスコがテクノのライヴをする時
生ピアノの上にシンセサイザーやパソコンを置いて弾くのですが
今回は全てピアノのみです。

だから、ピアノの音色の変化をとことん楽しめるパフォーマンスに
客席は大喝采でした!
服装もライヴの時と同じでTシャツにリストバンド。
まるで少年のようでしたよ。



そして、すっごいサプライズを頂いてしまい
もう今夜は眠れそうにありませ~んw



























La folle journée au Japon 2017 (3)    [コンサートの記憶]

ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン 2017

”テレプシコーレ:ルネサンス時代の諸国のバレエ”
                   ~ホールB5

リチェルカール・コンソート
  フィリップ・ピエルロ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  マティアス・フェレ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  ライナー・ツィッペルリング (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  リシャール・ミロン (ヴィオローネ)
  エドゥアルド・エグエス (テオルボ&ギター&ビウエラ)
  フランソワ・ゲリエ (チェンバロ&オルガン)


(プログラム)
【イタリア】ゴンザーガ家の宮廷
作者不詳(16世紀):パヴァーヌ「理性の死」
作者不詳(16世紀):エル・トゥ・トゥ _ ジョルジョ _ サルタレッロ

【スペイン】フェリペ2世の宮廷
アントニオ・デ・カベソン:騎士の歌によるディフェレンシアス
アントニオ・デ・カベソン:グローサ付のパヴァーヌ
アロンソ・ムダーラ:牛を見張れ
ディエゴ・オルティス : ロマネスカ

【ドイツ】モーリッツ・フォン・ヘッセンの宮廷
ザムエル・シャイト : 悲しみのパドゥアーナ
ザムエル・シャイト : 悲しみのクーラント
ウィリアム・ブレイド:聖なる山
ウィリアム・ブレイド:サテュロスの踊り

【イギリス】エリザベス1世の宮廷
オーランド・ギボンズ : パヴァーヌ
作者不詳 : ガイヤルド
作者不詳 : 愛のアレマーナ
ジョン・ダウランド:デンマーク王のガイヤルド(戦いのガイヤルド)

【フランス】アンリ4世の宮廷
フランシス・カルーベル(ミヒャエル・プレトリウス編) : イギリス人たちのバレエ
                           : ブルターニュのパスピエ
                           : クーラント (125, 183)
                           : ヴォルト(201)
                           : ブーレ





ルネサンス時代の城の広間に
王侯貴族らが集い、夜会が催される

贅を尽くした料理の品々
酒を酌み交わす華やかな宴

そこで奏でられる音楽は
ときに華やかに
また、愁いをおびて。。



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                 (この写真はweb上からお借りしました)





ベルギーの古楽アンサンブル、リチェルカール・コンソートが奏でる諸国漫遊の旅。
登場した彼らの風貌を見ただけで、もう気分はすっかりルネサンス。

6人のアンサンブルなのにヴィオラ・ダ・ガンバが3台も。
太い倍音で空気が震える。
会場がデッドなので、響きがクリアで心地よい。

ざわざわとしたテクスチャーの手触りのようなイタリアの音楽の後は
スペイン・フェリペ2世の宮廷へ。

フィリップ・ピエルロのビウエラがアンサンブルをぐんぐんと引っ張る。
リュートの独奏が細やかに語りかけた後
陽気なロマネスカで宴は最高潮に!

そして一転、ほの暗いドイツへ。
悲しみの2曲の後のダンス音楽は
ドイツ的なきびきびした楽しさに満ちている。

国が変わると音楽が変わるのはもちろんだけれど
演奏のしかたもガラリと変わる。

ほら、チェンバロが奏でるパヴァーヌは
イギリスのエリザベス1世の時代のもの。
ガイヤルド(舞曲)はどこか凛とした気品がある。

そして舞台はフランスへ。
アンリ4世が自ら踊り手だったという宮廷の音楽は
可愛らしくて、とてもロマンチック。
貴婦人の美しい衣装が目に浮かぶ。。



高い演奏技術とアンサンブルの巧みさに惹き込まれ
あっという間に終わってしまった演奏会!
でも、本当に濃密で愛おしい時間でした。

朝のラジオ番組「古楽の楽しみ」で良く聞く作曲家や曲名。
それが生演奏で繰り広げられる興奮!
喝采はいつまでも鳴り止みませんでした。

実はこのアンサンブルの演奏も前日に中継されたのですが(別プログラム)、
やはり生演奏はそれを何倍も上回るインパクトでした!






演奏と関係ないですケド
ベルギーの人って髪が多いのでしょうか?
結構なお歳と思われる白髪の方もフサフサでした~。
そういう民族なのかしら。それとも食べ物のせい?w
ピエルロのツヤのある栗色の髪もステキでした♡










LFJはこんな素晴らしい出会いがあるので、毎年ほんとうに楽しみです。
また来年、どんな演奏が聴けるでしょうか。。


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La folle journée au Japon 2017 (2)    [コンサートの記憶]

ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン 2017

"カルトブランシュ"(Carte blanche)
             ~ホールC


小曽根真(ピアノ)
アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)

(プログラム)
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ 二長調 K.448より第1楽章(Duo)
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22(ヴォロディンSolo)
ピアソラ:ローラズ・ドリーム(小曽根Solo)
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ 二長調 K.448より第3楽章(Duo)

(アンコール)
レクオーナ:ヒタネリア(Duo)
C Jam Blues (Duo)






かみ合わせに置かれた2台のグランドピアノ。
黒シャツの二人がステージに登場し
アレクセイ・ボロディンさんが左に、小曽根さんが右に座る。

さあ、モーツァルトだ!
は、速いっ!
しかし、なんと気持ちの良いこと。

繋ぎ目のない線路の上を滑るように走っていくみたい。
青空の下、澄み切った空気。
新緑の高原を進んでいく列車に乗れば
どこまでも行けそう!
わくわくと心躍るステキな旅。

それにしても小曽根さんのタッチの軽やかさはどうだ!
スケールの粒が綺麗にそろっていて素晴らしいっ

モーツァルトは、楽譜は簡単そうに見えるけれど
実は、ひとつの隙も与えてくれないくらいシビアだ。
特にスケール(音階)を綺麗に弾くのは
どんなパッセージを弾くより難しい。

クラシックを始めた頃の小曽根さんは、
ほとんどジャズのタッチでモーツァルトを弾いていた。
けれど、クラシックの奏法を身に付けてこんなに美しい音を手に入れたとは、本当に凄い。
それには凄い努力があったはず。
小曽根さんは努力できる天才なんだな。

そして、今回のお相手アレクセイ・ボロディンさんの演奏に触発されたことも間違いない。
二人のスケールの応酬はほんとうに見事!

ところで
「何でも弾けますから~」って感じのアレクセイ。
生粋のクラシックかと思えば、
次々にオカズが入るモーツァルトではないですか。
これは二人が気が合うわけだわ~。



しかし、ソロのショパンはすっごいクセのある演奏で
なんだかショパンに聴こえなかった(←をい

そして小曽根さんのソロはピアソラ。
いつもの毒のようなものが
少し薄まったように感じたのは気のせいでしょうか??


そして再びモーツァルト。
活気に満ちた第3楽章が、二人が弾くとさらに輝きを増す。
端正であることを決して忘れず
生き生きとした表情も
少し愁いのあるフレーズも
お互いの言葉をしっかり受け止めながら会話している。

コーダに入る前、楽譜から離れた即興。
短いやりとりをした時、1度だけ同じアコードを同時に弾いた二人。
その瞬間、小曽根さんが歓喜の声を上げる!

ああ、幸せなモーツァルトに大喝采!




アンコールはキューバの作曲家の曲。
「踊りたい方は、出てきて踊ってください」と小曽根さん。
出て行った人はいなかったけれど、
ものすごくかっこいいダンスミュージックに、みんな椅子の上で踊ってましたよ~♬♪♫

さあ、拍手鳴り止まず!
小曽根さんが話しかけていますが、アレクセイがちょっとシブい顔をしています。
そして、いよいよ弾く時になってもまだ仏頂面。
でも「ソ!ソ、ソ、ソード!」
と弾き始めたら、なんとジャズマンに変身!
うはー!
何でも弾ける人だとは感じてましたが
まさかブルースまで!
それも凄いパフォーマンスでビックリ仰天。

この演奏会のタイトル「カルト・ブランシュ」(白紙委任状)の意味がやっと解りました。
本当に、この二人なら何でもアリなんですね(←尊敬してます




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               (写真はweb上からお借りしました)













この前日に小曽根さんはオーケストラの演奏会に出演しました。
ラヴェルの「ボレロ」にピアノとトランペットを入れて演奏するというのです。
私はラジオの生中継で聴きました。
トランペットはエリック・ミヤシロさん。


冒頭からずっとスネア・ドラムが刻むリズムにゾクゾク。
ラジオからも緊張感が伝わってくるよう!
同じメロディーを楽器が次々に変わりながら音楽が進んでいき
やがて 少しずつピアノが鳴り出す。

そしてピアノがオンタイムよりも後よりでメロディーを奏でると
エリックさんの即興。なんてキレイな音!
続く小曽根さんの即興はラヴェルにピッタリの音色だ。

オケが厚みを増すとピアノがオンタイムになり
さらにオケを引っ張りはじめる。
華やかなトランペット。
ヒリヒリする高揚感。
そして壮絶なエンディングへ。。




最近読んだ「音楽嗜好症」という本にラヴェルのことが少し書かれていました。

ラヴェルは晩年、精神を患っていました。
ひとつのパターンを繰り返す作曲は、彼が若いころからもありましたが
晩年は、それを展開させることが出来なくなったそうです。
それでも創作の意欲は衰えず、完成させたのが「ボレロ」。
だからこの曲は「繰り返し」で出来ているのです。



「ボレロ」は繰り返しの中で旋回しているようにも感じられます。
この日の、ピアノとトランペットは
それを更に 何か巨大なものへ変身させたのではないでしょうか。
まるで生き物のように
エネルギーを取り込みながら増幅し
大爆発し、宇宙へと昇華した音たち!



こんな凄い演奏の翌日に、全く別のプログラムを平気で弾いてくれる小曽根さんって。。






(LFJはさらに続く)












La folle journée au Japon 2017 (1)    [コンサートの記憶]

ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン 2017

ローザンヌ声楽アンサンブル
指揮:ダニエル・ロイス
              ~ホールC

(プログラム)
ブラームス:「2つのモテット op.74」から 何ゆえ悩む者に光が与えられたのか
ブラームス:愛の歌 op.52
ブラームス:運命の歌 op.54



なんて完璧なハーモニーだろう!
自然で無理のない発声が
しっかりしたフォルムを形作る

ひとりひとりは個性豊かで
人に染まることはないのに
声が合わさると
この世のものとは思えない
美しい調和が生まれる。。





ア・カペラと、ピアノ連弾による伴奏のオール・ブラームス。
幸いなことに客席の照明が明るめだったので、
歌詞対訳を読みながら聴くことができました。
歌手たちの表情が大きく変化するので、
歌詞の内容が本当に細やかに伝わってきました。

1曲だけソロの曲があり、
合唱団の中の女性が前に出て歌いましたが
その人以外でも、誰もがソリストになれる力量を持っているのですね。
そういう安定した声と、
お互いを聴き合う耳を持つ人達によって創り上げられる合唱は
天国のブラームスも満足したことでしょう。

なにしろ「これがウケないならロバ呼ばわりされてもいい」
とブラームス本人が言ったという自信作だったのですから!(プログラム・ノートより)






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今年も「ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン」に行きました。
3日間の開催のうち、真ん中の1日だけの4公演。
先行抽選に4公演エントリーしたうちの3公演が当選、
外れた1公演も先行発売で購入できました。

その1公演が「テンベンベ」というメキシコ民俗音楽のグループ。
傾斜のない、平らなフロアに椅子を並べて客席をしつらえたので、
前の人の影になってステージが良く見えません。
その上、座って演奏するものですから なにがなにやら(汗
おかげさまで、途中で何度も意識が遠のきました。
後でわかったことは
全員がどの楽器でも演奏できるので、楽器を取り替えたりしていたらしい。
しかも、音程が変えられる珍しいパーカションもあったそうで
それらを目撃できなかったのは、かなりザンネンなことでした。


しかし、その後の2公演はザンネン感をきれーに払拭してくれたのでした!!

(つづく)














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