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メディチ家が愛した音楽        [コンサートの記憶]

「メディチ家が愛した音楽」イタリア・ルネサンスの響き
                   〜近江楽堂

リュート、構成&編曲:高本 一郎
カウンターテナー:青木 洋也
タンバリン:田島 隆

(プログラム)
ロッシーノ・マントヴァーノ:バグパイプの音色のようだ
レオナルド・ダ・ヴィンチ:愛は甘美なものであるが
ヘンリクス・イザーク:インスブルックよさらば
ジャン・ムートン:アヴェ・マリア
作者不詳(15世紀):望みなき運命
グリエルモ・グリエルモ・エブレオ・ダ・ペザーロ:些細なこと
ロレンツォ・デ・メディチ(詩)・高本一郎(曲):麗しき青春
頑固にやりとげるのだ:マルケット・カーラ
ジャコモ・フォリアーノ:愛しい人よ

ジョスカン・デ・プレ:はかりしれぬ悲しさ
           スカメッラは戦いに
作者不詳(16世紀):スパニョレッタ(シチリアーナ)
ヤコブ・アルカデルト:白き優しい白鳥
フィリップ・ヴェルドロ:あなたの美しい顔
ヴィンチェンツォ・ガリレイ:サルタレッロ
エミリオ・デ・カヴァリエーリ:何という新たな奇跡
ジュリオ・カッチーニ:東方の門より




'17Febメディチ家2.JPG






楽しげに 飛び跳ねるリズム!
やわらかく弾む打楽器の音は
踊りの輪にさそう

晴れやかな撥弦楽器と
さわやかな歌の調べ

ようこそ
笑顔あふれる ひとときへ。。





'17Febメディチ家3.JPG



ルネサンスのころ
イタリアはフィレンツェで栄華を誇ったメディチ家。
学問や美術が大輪の花を咲かせる中で
音楽もまた、すばらしい作品が生み出された。
レオナルド・ダ・ビンチが即興演奏の名手であり
ガリレオ・ガリレイの父も音楽家だった。



ゆるやかに 爪弾かれる
リュートのしめやかな音色は
いにしえの時の狭間を思い起こさせる

ゆらめく蝋燭の明かり
かすかな衣擦れ

静かに歌われる優しい旋律は
忘れていた人を思い起こさせる






'17Febメディチ家1.jpg




田島隆さんのパーカッション、本当に凄かった!!
「日本で唯一のタンバリン専門の奏者」と紹介されていますが
1つのタンバリンから叩き出す音が何種類もあって、
それが非常に美しい音色なのです!
タンバリンの皮をシュッとこする音だけでも、ぞくっとするほどステキ。

太く力強く、また軽やかに細やかに
繰り出すリズムは素晴らしいグルーヴ感を生み出し
音楽をドライブさせていくのです。
もちろん、即興演奏ですよ~♬♪


パーカッションに触発されたリュートとカウンターテナー。
3人の気持ちがどんどん高まって
躍動感みなぎる音楽が繰り広げられる。

プロフェッショナルが刺激し合って
新しい境地を開いていく。
夢のような瞬間が
目の前に現れる、快感!



これが踊らずにいられますかっ!
もう、アンコールの時は立ち上がって踊ってしまいましたよ~w




'17Febメディチ家4.JPG








再演熱烈希望!!!

と 心の中で叫んでいたら
思いが通じたみたいです~(やったね!

























Messe in h-moll BWV232       [歌にたくして]

エルヴィオ・ソーヌス 第7回演奏会

バッハ「ミサ曲ロ短調」Messe in h-moll BWV232

2017年2月10日(金)19:00開演
東京オペラシティコンサートホール

指揮・アルト:青木洋也
ソプラノ:金持亜実・村元彩夏
テノール:中嶋克彦
バリトン:加耒徹

管弦楽:オーケストラ・シンポシオン

合唱:エルヴィオ・ソーヌス



2015年の夏。私はJ.S.バッハの「ミサ曲ロ短調」の二つの演奏会を聴いた。
紀尾井ホールでトレヴァー・ピノックの指揮によるもの
      http://pfmazurka.blog.so-net.ne.jp/2015-07-12
そしてサントリーホールでバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏
      http://pfmazurka.blog.so-net.ne.jp/2015-08-01

世界遺産に登録もされた、この素晴らしい曲を自分でも歌えたら・・
そんな淡い期待が、その年の終わりに なんと現実になった!!

2017年2月の演奏会に向けて、2016年3月から練習開始。
版は2014年に出版されたCarus(カールス)。
さあ、分析開始!
と意気込んだけれど、難しくて泣きそう。

耳からも覚えなくては。
音源を探したら、ナントうちにあった!(びっくり
ずいぶん前にライプツィヒに行った時、トーマス教会の側にあるショップで購入していたのだ。
ツアーの常で、急いで買い物をしている時に手当たり次第に取ったCD。
たぶんトーマス教会の少年合唱団の写真にひかれたに違いないw
思えば、その瞬間からこれを歌う運命の糸車が回り始めていたのかも。。

やがて、あの感動のBCJ演奏会がTV、ラジオでも放送された。
また、2016年春のBCJヨーロッパツアーはインターネットでも放送され、
さらにBCJは11月にオペラシティで再演。

そして、ラジオの「古楽の楽しみ」で磯山先生がグロリアの特集の中で
ロ短調のCarus版による演奏を紹介して下さるという事まで起きて、
もう「これでもか」というくらいの「ロ短調」漬けの日々となった。。

しかーしっ!!
これだけ聴いても
これだけ楽譜を読み込んでも
ぜーんぜん歌えないっ!!
曲数は多いしっ!
なんなんだ、このメリスマってやつは!

と、叫んでみたところで始まらない。
地道に努力するしかない。

出来ないところに貼った大量の付箋にたじろぎつつ
とにかくシラミツブシに練習だー!

私にとって幸いだったのは、バッハがラテン語でかいてくれたこと。
これがドイツ語だったらアウトだったな。
だからといってラテン語が得意なわけでも何でもないw
青木先生が仰る「テキストの意味を伝える」というのは
まことに至難の業であるよ。

そして秋。
合唱団の合宿の時に青木先生にスコアを見せていただいた。
オーケストラのパートが整然とかかれている総譜。
なんて美しいのだろう!
帰宅して早速、ミニチュアのスコアを購入。
バッハが伝えたかった音楽は、これだ!
ああ、もっと早く手にするべきだった。

やがて、磯山先生が紹介して下さったCarus版による演奏の全編をNaxosで発見!
ドレスデン・パート譜、そしてテンポの解釈は
まさに目からウロコ。
しかし青木先生は、どこまでこの解釈に近づけるのだろう?

このころには、そんな事を考えられる余裕ができてきた。
バッハのピアノの楽譜はとっつきにくく、どこか よそよそしい。
ところが、合唱と管弦楽のための音楽は 
なんと生き生きと、彩りにみちていることだろう!




そうして、年が明けて2017年1月。
演奏会が近いというのに練習お休み。「ロ短調」の「お手本」を聴きに行った。
           http://pfmazurka.blog.so-net.ne.jp/2017-01-22



いよいよ本番前の通しリハーサル。
立ち位置の表を受け取って、びっくり。
なんと、男声の隣!
リハーサル会場はデッドなせいか、男声のおっきな声が直接耳に入ってしまい
自分が何を歌っているのか
まったくわかりませんっっ!!!
これは何かの罰ゲームですか?(泣・泣
そんなリハーサルが2日続いたので、体力消耗。
ぐったり疲れました~。
こんなんで本番できるのか?
あんなに練習したのに。
やっと自信が持てたのに。
暗譜だって、かなり出来たのに。。



リハーサル中に青木先生が仰ったこと。

「みなさんは、声で勝負しようとしてはダメ。
そうではなくて、思いが伝わるように歌いなさい。
伝えようとする思いを持っているのだから!」

どうせ、下手ですよー。
じゃなくてっ!
上手く歌おうと力んでも、それ以上のものは出て来ないのだ。

バッハのかいた曲に感動した 素直な気持ちにかえろう。









ホールでのリハーサルが始まった。

嬉しいことにステージでは自分の声が良く解り、無理なく歌うことが出来るではないか!
しかも、オーケストラの音がとても良くきこえるので、凄い安心感~。
オリジナル楽器が奏でる、バッハが聴いていたであろう音色。
それは、あたたかくて かぎりなく優しい。
心が落ち着きを取り戻す。


しかし、リハから本番は時計が倍速で動いたのかと思うくらい、あっっという間!




'17Febエルヴィオ1.jpg














指揮者はスコアを広げると
いつものように祈りを捧げる

これからはじまる音楽の時間が
大いなる愛によって まもられますように。。

そして彼の呼吸とともに
私たちは歌いだす

指揮者の牽引する音楽とともに
思いをひとつにして声を合わせる

オペラシティコンサートホールの
高い高い空間に舞い上がる残響音に心をときめかせながら。。




ソリストたちの素晴らしい歌声!
オーケストラは完璧だ!

彼らのプロフェッショナルな音楽は
終演後、指揮者に「最高のロ短調ができた」と語らせたほど!



そして、その演奏をともに創り上げることができて
幸せという言葉以外、なにもない。




'17Febエルヴィオ3.jpg









ずっと
背中を見ながら走り続けてきたから。

大きな手のぬくもりを
決して忘れないよ。

それは

次の夢につづく約束。。

























I giorni          [音のしずく]


凍てつく峰をてらす月は

雪と氷を白く輝かせて

神々しく 天空に佇む



あなたは

心を強く持って

ひたすら歩み続ける旅人






けれど

もしも 迷ってしまったら

私は星になって

あなたの行く道を示してあげよう





私は風になって

あなたの歌をとどけてあげよう




世界の果てまで。。








              Daniel Hope - Ludivico Einaudi - I giorni


































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