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Christmas Gift       [コンサートの記憶]

クリスマスの贈り物 バロック音楽とともに
             ~読売大手町ホール

(出演)
加耒 徹(バリトン)
斎藤 秀範(ナチュラル・トランペット)
三宮 正満(バロック・オーボエ)
懸田 貴嗣(バロック・チェロ)
鈴木 優人(チェンバロ、オルガン)

(プログラム)
ビーバー:イントラーダ
ブクステフーデ:いかに美しき曙の明星
聖書朗読(ルカによる福音書2:1-7)
賛美歌 第96番:エッサイの根より
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ第6番 変ロ長調
テレマン:オーボエ、ハープシコート、通奏低音のためのトリオ第12番 変ホ長調
鈴木優人:「いざ来たりませ、異邦人の救い主」による7声のコントラプンクトゥス
聖書朗読(ルカによる福音書2:8-14)
J. S. バッハ:クリスマス・オラトリオより第8番「大いなる主よ、おお、強き王よ」 BWV 248

プレトリウス:曲集「テレプシコーレ」から「ブレ」
スウェーリンク:「大公の舞踏会」
コレット:チェロ・ソナタ第6番 ニ長調
聖書朗読(ルカによる福音書2:15-21)
J. S. バッハ:カンタータ27番「誰が知ろう、いかにわが終わりの時が迫り来るかを」から
           第3曲アリア「ようこそ!と私は進んで言いつつ迎えよう」
テレマン:ソナタ ニ長調
J. S. バッハ:「まぶねのかたえに」
J. S. バッハ:カンタータ第147番「心と口と行いと生活が」から
           第9曲アリア「私はイエスの奇跡を歌い」
           第10曲コラール「イエスは常に私の喜び (主よ、人の望みの喜びよ)」

(アンコール)
賛美歌 第111番:Adeste Fideles (神の御子は)
 







'16Decクリスマスの贈り物3.jpg




バロック音楽の名手5名によるクリスマス・コンサート(しかも全員 男性です♡)

まずはナチュラル・トランペットの斎藤秀範さんが登場。
右手だけでトランペットを支え、
左手は腰に当てるという独特のスタイルでファンファーレを響かせます。 



              (以下、リハーサルの写真はweb上からお借りしました)
'16Decクリスマスの贈り物2.jpg







次は優人さんのオルガン独奏です。
ポジティブ・オルガンのかわいらしい音色が明るい星の輝きのようで、ステキ☆★


そしてバリトンの加耒 徹ですが、歌ではなく聖書の朗読です。
読まれた箇所は、キリスト誕生前夜の部分。
続いて賛美歌が歌われます。

これは演奏会の姿を借りたクリスマス・パジェントのようですね~☆


バロック・チェロの懸田さんと優人さんの演奏は
あまりにも息が合っていて
アンサンブルをしているというより
ふたりで一つの楽器を奏でているようです!
ひとつの楽器なのにチェロとオルガン両方の音色が聴こえるみたい。
なんだか とても不思議。
いつもBCJで一緒に通奏低音を弾いているからでしょうか?

さあ、その2人に三宮さんのバロック・オーボエが加わります。
ご衣装とリードの色を合わせるお洒落な三宮さん、今日はブラックでコーディネイト♡
この方の演奏はいつ聴いてもスッキリとしていて
「瀟洒(しょうしゃ)」という言葉がピッタリ!


この3人に加耒さんが加わり、優人さんの作品を演奏。
学生時代にバッハの曲に倣ってかいたものだそうですが、
こんなに凄い曲がかけちゃうなんて、まさにバッハもビックリ!

そして再び聖書朗読、大天使がイエスが生まれた事を羊飼いに伝える場面です。
加耒さんの朗読は初めて聞きましたが、
力強く説得力があって まことにすばらしい~!

でもやっぱり歌は最高♬
加耒さんが歌うクリスマス・オラトリオのアリアを聴くのは
私たちの合唱の公演から数えてこの日で3回目。
空気がビリビリと震える、奥行きのあるバリトン・ヴォイス!
とても艶やかで張りがあって、
この曲の雰囲気に本当に良くマッチしてますねえ♡

トランペットの斎藤さんも入った全員での演奏で
にぎやかに前半が締めくくられました。




後半は演奏の前に全員による ゆるいwトーク。

バロックの楽器は一般には珍しいので、その紹介です。
まずは斎藤さんのナチュラル・トランペット。
ピストンがある現代の楽器と違って
「水道管のような一本の管の先にジョウゴが付いているだけのもの」
だから唇だけで音程を調節するのですね~。
このお話は会場の皆さんがかなり感心したらしく、
サイン会では斎藤さんに質問が集中していましたよ。

続いて懸田さんのバロック・チェロです。
現代の楽器と大きく違うのは、楽器の下部にある棒(エンドピン)が無いことです。
エンドピンの先は尖っていて、床に刺して楽器を固定します。
床を見ると刺した穴がたくさん開いている!
「こんな前で弾いたんですかね?」
「これは違うんじゃないの?」
「間違ってお客さんを刺しちゃったら大変」
「バロック・チェロはお客さんを刺すことはないですね」
「平和な楽器です~」www
その平和な人柄が、まとめ役になっているようで
「懸田さんがいなかたら、みんなバラバラになってしまう」
だそうです~。

加耒さんがバロックものを歌う時は、ピッチの違いもあり
感覚を変えるというお話をさらっとした後
三宮さんのバロック・オーボエのお話。
リコーダーのような形をしているけれどリードが付いていて
ギネスブックに「一番難しい木管楽器」と掲載されているそうです!
三宮さんは後半の曲でオーボエ・ダカッチャという珍しい楽器も演奏してくれました。

最後に優人さんが2つの鍵盤楽器の紹介です。
「チェンバロは弦をプチン・プチンはじいて音を出します。
オルガンは中にリコーダーが入っていて音色も変えられます。」
(なるほど~、大変わかりやすいですね!)


ところで、このユニットにはまだ名前が付いていないので募集中!とのこと。
おおお!続きがあるのですね(嬉~

そして この会場をステキにデコレートした切り絵作家の方と
超かっこいいポスターを撮影したカメラマンの方が紹介されました。(拍手~
(ポスターはこの記事の上部の写真ですが、これが駅にデカデカと貼り出されて
けっこう話題になったみたい。しかーし!コンサートの告知と思わなかった人もいたみたいw)

そうそう、本番のご衣装は その写真と同じ黒で揃えていらっさいました。
しかもポケットチーフが深い紫色。
お洒落ですね~♡
あ、加耒さんがネクタイされていたのですが
「ひとりだけネクタイしてる!」
と つっ込まれていましたよw




'16Decクリスマスの贈り物4.jpg








後半は華やかでウキウキするオーボエ・ソロから始まりました。
続いてオルガンで奏されるのは「大公の舞踏会」
とくれば、もう王宮に招かれた貴族の気分~♬
さらに楽士がチェロに変わり、これまた艶やかな音楽が奏されます。

次なる聖書朗読は、羊飼いらが誕生した幼子イエスを拝みに行った部分です。
加耒さんが語ると情景が目に見えるよう!
続く明るい曲調の独唱もステキ♡
それに絡む、のんびりした音色のオーボエ・ダカッチャが盛り上げます。

このバッハのカンタータと次のテレマンのソナタは
優人さんが楽器の編成を変えて編曲しました。
だからチェンバロが超絶に大活躍!
という場面を鍵盤ねらいの席から目撃w
という私をステージからチェック入れないで下さいw

管楽器の潔い曲の後、
バッハの賛美歌とカンタータで聖なる日を祝います。
最後の「イエスは常に私の喜び 」は
「主よ、人の望みの喜びよ」として知られている曲。
まさに「クリスマスの贈り物」のタイトルにピッタリの
あたたかな幕切れです。


そしてアンコールで奏されたキャロル。
この幸せなひとときを
いつまでも心にとどめておこう。。






 

神の御子は今宵しも
ベツレヘムに生れたもう
いざや友よ、もろともに
いそぎゆきて拝まずや
いそぎゆきて拝まずや

とこしなえのみことばは
今ぞ人となりたもう
待ち望みし主の民よ
おのが幸(さち)を祝わずや
おのが幸(さち)を祝わずや



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