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コンチェルト            [コンサートの記憶]


新・クラシックへの扉
          ~すみだトリフォニーホール


ピアノ:フランチェスコ・トリスターノ*

指揮:ダンカン・ワード
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

(プログラム)
モーツァルト:交響曲第38番ニ長調『プラハ』K.504
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052 *
       第1楽章 アレグロ ニ短調
       第2楽章 アダージョ ト短調
       第3楽章 アレグロ ニ短調

シューマン:交響曲第3番変ホ長調『ライン』op.97

(ピアノ・アンコール)
J.S.バッハ:ゴルドベルク変奏曲よりアリア~トリスターノ:ラ・フランシスカーナ

(オーケストラ・アンコール)
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲



               *フランチェスコ・トリスターノのこと(だけ)を書きます*
                2日間の公演のうち、1日目を聴きました。




オーケストラのチューニングが終わり、静まった会場。
拍手が起こり、ソリストと指揮者の登場。

フランチェスコは相変わらずのスレンダーな長身を、黒づくめの衣装でつつんでいる。
短いジャケット、ぴったりしたパンツにショートブーツ。
ゆるやかに歩をすすめてステージ中央のピアノに向かう。

バッハのコンチェルト、第1楽章。
ドラマチックなユニゾンで始まる冒頭を
ピアノもオケと一緒に弾き始める。
そして、続く展開も常にオケとコンタクトを取り
ハーモニーの中で一体となって音楽が動いていく。

第2楽章はとてもおだやか。
フランチェスコの弾くピアノの装飾音は本当に軽やかで
弦楽の響きの中で、その美しく透明な音色が際立つ。

そして、アップテンポの第3楽章!
もの凄いドライブ感で突き進むピアノ。
こんなに細かいバッハの音符を超高速で弾いているのに
全てクリアに聴こえてくるって、人間業と思えない!

しっかし
フランチェスコのグルーヴするバッハのカッコいいこと♡
そして、そして
サポートする指揮者もオケもばっちりノッているではないかっ!
グッジョブ~(いえいっ


大きな拍手に応えて、フランチェスコのアンコール♬
なんと、ゴルドベルクの途中から始めた(驚!
続けて「フランシスカーナ」(やったー!

会場はクラシックファンで割と年齢層が高かったのですが、
このミニマルでノリノリの曲を凄く楽しんでました(嬉~♬

でも、バッハの協奏曲は短いので
あっという間に終わってしまった~(悲。。

これまで独奏は何度も聴いてきましたが
コンチェルトをナマで聴いたのは初めて。
だから聴けて嬉しかったのですけれど。。

フランチェスコは、指揮者としっかり意思疎通していて
オケとともに一つの音楽を創り上げていたのが印象的。
アンサンブルの中で自分のポジションがちゃんと解っているのですね。

フランチェスコの新たな魅力、発見です♡





リハ中の指揮者とフランチェスコ。いい感じですね~。(web上からお借りしました)

'16Mayフランチェスコ、コンチェルト.jpg






つい先日、フランチェスコ作曲のピアノ・コンチェルトを配信で聴くことが出来ました。
いつまでリンクがあるか解りませんが、一応貼っておきますね。

         Island Nation

日本でも是非やってほしいなあ。。




























"Spain"           [コンサートの記憶]

彼らが弾くと

瑞々しい音たちが

ホールいっぱいに飛び跳ねて 光の渦を描く

そして

彗星のふりまいた星屑のように

音たちは

私に降りそそぐ




チック・コリア&小曽根 真 
ピアノ・デュオ プレイズ・アコースティック
                ~サントリーホール


(セットリスト)

インプロヴィゼーション
チック・コリア: チルドレン・ソング
ガーシュウィン: Someone to watch over me
チック・コリア: Spanish Song
小曽根真: スナップショット
バルトーク: 短いカノンと展開
チック・コリア: Mirror, Mirror
チック&小曽根: KOTOREA
チック・コリア: バド・パウエル
チック・コリア: 2台のピアノのためのファンタジー

(アンコール)
セロニアス・モンク: ブルーホーク
チック・コリア: スペイン



「なにもないところから、始める」

それがどんなに緊張感をともなう綱渡りであっても
彼らは自分の信じる音楽があるから、やり遂げることができる。
そして、彼らが愛するピアノは
どんなに激しいパフォーマンスにも応えて
私たちに最高の音楽を届けてくれる。。


'16MayOZ&Chikサントリ.jpg



演奏された曲は、先日の横須賀での公演とほぼ同じだったのに
まるで違って聴こえました!!
「ライブは生もの」と言いますが、全くその通り。


今回はステージを見下ろす席だったこともあるかもしれませんが
二人の「気」がビンビンと伝わってきます。
相手が何をしようとしているのかを察知し
瞬時に自分のインプロビゼーションを繰り出していく。
主導するかと思えば、相手に寄り添ったりと
目まぐるしく形態を変えていく。
その緊張感は本当に凄まじくて、息詰まるほど。


けれど、そこから発せられる音楽が
どんなに愛しいものであるか。
それは想像を超えている。
これ以上の悦びがあるか、というくらい極上の音楽。。



サントリーは本当に凄いホールです。
ここの響きに導かれて、いくつもの名演が生まれました。
楽器も、彼らのために最高のものが最高の状態で準備されています。
このシチュエーションで二人のピアニストが
魂をけずるようなパフォーマンスを繰り広げたら
それが、名演とならないはずはないでしょう。




それにしても、チック・コリアの元気なこと。
とにかくピアノを弾きたい、楽しくてたまらない!という様子で
1つの曲が終わっても、すぐに次を弾き出す。
小曽根さんは話しの途中であわてて演奏に入る。
という場面が何度もありました。

そうそう、今回は私たちも演奏に参加したのです!
チックが短いフレーズを弾いて
「歌え」
という仕草をするのです。
コール&レスポンスのように繰り返して、楽しかった~♬♪



ところで、この数日前。
二人は「モーツァルトの2台のピアノのためのコンチェルト」を演奏しました。
2日間の公演で、1日目はラジオの生中継がありましたが2日目は放送されず。
その2日目のアンコールが
なんとっ!
「スペイン」
だったのですって!

チックの名曲、聴きたいなあ。
もしかしたら弾いてくれないかしら?
いや、きっと弾いてくれるに違いない!
と、期待でドキドキ。

そしてアンコールの2曲目。
ついに、きたーーーー!!

だいたい どの曲もそうなのですが
即興で始まるので、初めは何の曲か解らないのです。
この時も「もしかして?」と聴いているうちに
チラッと断片が聴こえたので、会場がどよよ。。

しかし、もっとシビアな感じで演奏されるのかと思いきや
チックがまた「歌え」と合図。
そ、そんな恐れ多い・・
と遠慮がちだった客席の歌声が次第に広がって。

まさか、この曲を歌えるとは思いませんでした!







'16MayOZ&Chikサントリ5.jpg


一夜かぎりの夢のような祝宴。

私は この日
彼らと同じ空間にいたことを 
決して忘れない。





































Cembalo!!        [コンサートの記憶]

チェンバロの日!2016
         ~松本記念音楽迎賓館


コンサートやレクチャーを通してチェンバロをまるごと楽しもうという企画です。
私は2日間のうち、1日目に行きました。

会場に到着するなり
「クイズが始まりますよ~!」
という呼び込みに誘われて、ついw

曲名や作曲者名のクイズなら良いのですが、
チェンバロの種類とか、音律なんてハードル高いのもあって お手上げです~。

終わるとすぐにコンサートの開場を待つ列に並びました。




'16Mayチェンバロの日.jpg




こちらのホールでは
廣澤麻美さんのコンサートを聴きました。

今年はヨハン ・ヤーコブ・フローベルガ―(1616-1667)の生誕400年。
「チェンバロの日」全体も、それを記念しての催しとなっていますが
廣澤さんもフローベルガーを中心のプログラムでした。

この日はとても良いお天気だったのですが
「曲がお天気に合っていない」
と恐縮する廣澤さん。
確かに鬱々とした曲が並びましたw



次は大塚直哉さんの演奏会。
別のホールに移動です。
こちらはチェンバロとクラヴィコードが設置されていました。


'16Mayチェンバロの日2.jpg


クラヴィコードの音は本当に小さくて、客席は息を潜めて聴いています。
2段鍵盤のチェンバロの音色が、とても豪華に、きらびやかに聴こえました。

同じ鍵盤楽器でも
この二つは全くタッチが異なり、弾き分けるのは本当に大変なのに
いつもながらの大塚さんの端正な演奏はすばらしい!
そして、プログラムも(これもいつもの通り)聴く者が楽しめるように工夫されいて
とてもステキなコンサートでした。



他の部屋ではチェンバロの試奏が出来たり、
何種類もの古い楽器が展示されていたりと盛りだくさん。
もう少しゆっくりしたかったのですが、ザンネンながら時間切れでした!





ところで、会場になった松本記念音楽迎賓館は
音響機器メーカーの方のお宅だったものを、
貸し出しが出来るホールとして運営しているそうです。

ホールが2つあるだけでも広いのですが
他にもサロンなどの大きなお部屋がいくつもあります。
お庭は森林浴が出来るくらい豊かな木々が。
離れは茶室になっています。
池には大きな鯉がゆうゆうと。。

という、優雅な空間で典雅な響きを楽しんだ半日でした。



























Tosti               [コンサートの記憶]

青木洋也 トスティを歌うー英語の作品を集めてー
                ~けやきホール(代々木上原)


ホールいっぱいに響く歌声が蜂蜜色でした♬
明るくて、きらきらしていて
もうそれだけで うっとりです~。


'16May青木リサイタル2.jpg




トスティはイタリア人ですが、イギリスに住んでいたこともあり
英語の作品もかなり残しています。
トスティ100年記念の演奏会で歌われたのは
そのうちの17曲でした。

(アンコールだけはイタリア語の「夢」)








'16May青木リサイタル1.jpg

歌に合わせて字幕が投影されます。
ピアノはベーゼンドルファー。


表情豊かな歌唱はもちろんのこと
凛とした声質に、まろやかさが加ったことで
音楽の陰影が更に増した、すばらしい演奏でした。

それにしても、
大変なスケジュールをこなしながらリサイタルをするというのは驚異的。

つい先日まで、3週間の欧州ツアー(BCJの公演)へ行っていたのですよ。
確かその前は3日間で東京・韓国・福岡という公演へも!

歌手は身体が楽器と言いますが、
常に演奏会で歌えるレベルをキープしていられるのは人間ワザと思えませんw
しかも、レベル上がってるし(凄~



ところで。。

カウンターテナーが愛の歌を歌うと
「私」が男性なのか女性なのか?!
と、大混乱でした(笑)





























Cena in Emmaus          [絵画への旅]


はるか昔

確かに そこに存在していた人

幾年月を重ねても

その魂は

鮮やかに息づいている。。




カラヴァッジョ展
         ~国立西洋美術館


'16Mayカラヴァッジョ2.jpg


2001年に東京で開かれた展覧会がカラヴァッジョとの出会いでした。
沢山の作品が来日したのですが、
特に上の写真の「果物籠を持つ少年」の印象は強烈でした♡

その数年後のイタリア旅行は、ローマでカラヴァッジョを観ることが目的のひとつでした。
と言っても、ツアーの自由時間は限られているので
決して来日しない「教会の祭壇画」を観てきました。

しかし、何故か2度目のローマ行きが叶ったので
その時はボルケーゼ美術館へも足を運びました。
そこはカラヴァッジョの作品をたくさん所有しています。

「果物籠を持つ少年」との再会。
しっかり、ツーショットも撮ってきました!
外国の美術館はこれが出来るから凄いですね。

そして、今回は3度目(嬉~♫

3度目なのは「ナルキッソス」も、そうでした。
これも「果物籠~」におとらず、すばらしい作品で大好きです。

ウフィッツィにいた「バッカス」とも再会。
などと喜んで観て回っていましたが、
こちらの作品に、今回は強く惹きつけられたのです。


これも前回 来日していたのに、何故か印象が薄い。
こんなにすばらしい作品なのに?!





'16カラヴァッジョ.jpg



Cena in Emmaus  (1606) Breara,Milano   「エマオの晩餐」 ブレラ美術館 ミラノ

Michelangelo Merisi da Caravaggio       ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ



復活したイエスを、その人だと悟った瞬間です。

ある一瞬を写真のように切り取って描くことにかけては
他の追随を許さないカラヴァッジョ。
ドラマのストーリー、そして人の気持ちまでも描き出しています。

同じ名称の作品がロンドンにありますが、
そちらが色彩豊かで人の動作も大きいのに比べて
この作品は言ってみれば地味かもしれません。

けれども、絵に相対峙していると
登場人物の、それぞれの心の動きが おそろしいほどに伝わってきます。
そして、ぐんぐんとドラマの中に引き込まれていくのです。

カラヴァッジョの描き方のリアルさは、本当に凄いのですが
この絵は特に「質量」も正確に描かれている事に気付いて驚きました。
肉体の重さ、柔らかな髪の毛、洋服の手触り。。


これが描かれた時、画家は殺人事件を起こして逃亡していたといいます。

激しい気性とは真逆の静謐な画面。
画家は この世と別れを告げる時が近づいていることを
もしかしたら 知っていたのかもしれません。。



































CHICK&OZONE        [コンサートの記憶]

いちばん楽しいのは

その瞬間に即興で音楽を創っていくこと

これが 僕たちの愛する

音楽の魂。。





チック・コリア&小曽根真 ピアノ・デュオ プレイズ・アコースティック
                           ~横須賀芸術劇場

(セットリスト)

インプロヴィゼイション
スパニッシュ・ソング(チック・コリア)
「ミクロコスモス」より7つの小品“短いカノンとその転回” (バルトーク)
ソーラー(マイルス・デイビス)
ブルー・ホーク(セロニアス・モンク)
ファイブ・ハンドレッド・マイルズ・ハイ(チック・コリア)

チルドレンズ・ソング No.6(チック・コリア)
サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー(ガーシュウィン)
KOTOREA(チック・コリア&小曽根真)
2台ピアノのためのファンタジー(チック・コリア)


(アンコール)
アンマンドズ ルンバ

OZ&チック'16 flyer.jpg


ステージ上、向かい合わせにセッティングされた2台のグランドピアノ。
向かって左に小曽根さん、右にチック・コリア。
お互いの目を見つめながら繰り広げる、すごいパフォーマンス!

この日はツアーの初日。
師弟として出会った二人がプロのミュージシャンとして対等に演奏するようになり
2台のピアノでのライブを「やろう!」と言ってから、
何と20年かかったのだそうです。

冒頭の言葉は、チックのはじめの挨拶です。
その前に
「まだ曲を準備中なので、何が飛び出すか解りません」

その通り、1曲目は全くの即興演奏。
次の曲からはセットリストに曲名こそ書いてありますが、
テーマというだけで、インプロヴィゼーションの世界です~♬

小曽根さんがチックのことを
「ほんとうに自由ですよね!」
と言っていましたが
その「自由」に寄り添って
先を読んだり、瞬時に反応したり、仕掛けたり出来るというのは
天才的な音楽性と演奏技術があるからこそ!




OZ&チック'16 よこすか1.jpg

これはweb上からお借りした写真ですが、
ピアノの両側に2つのライトが立ててあり、二人を照らしています。
これが舞台装置のように見えたのです。
まるで二人がリビングで弾いているみたい。
少年のように、時が経つのを忘れて。。



実際、曲順もきちんと決まっていなかったような印象です。
「次は これやる?」
「あ、いいね」
なんて会話があったかどうか解りませんが
音楽はもちろん、ライブ全体の自由度が高かったのです(笑)

だってチックったら、すぐにスマホで写真を撮ろうとするんだものw
「今日は初日だから、覚えておきたいんだ」とか言って
客席を撮影したり、小曽根さんとセルフィーたり。



そんなリラックスモードから、演奏に入ると凄い集中力。
実は、前回チック・コリアを聴いたのはソロ・コンサートでしたが
その時はスピーカーを通した音でした。
今回はナマ音なので、とっても嬉しい!

そこで驚いたのは、二人のピアノの音色がそっくりだったこと。
私の大好きな、
クリアで明るい、喜びにみちた音!

鍵盤の上を縦横無尽に駆け巡る二人の指から
次々に新鮮な音楽が紡ぎ出されていく。

生まれたての音楽を
この場にいる私達は、世界中の誰よりも早く聴いている!


OZ&チック'16 よこすか2.jpg

唯一、小曽根さんが「練習してきた」と言った
「2台のピアノのためのファンタジー」は
チックがフリードリッヒ・グルダと共演するために作曲したもの。

がっきりと構築された、壮大な雰囲気の音楽。
人生を肯定することを思い出させるような、まさに愛に満ちた音楽は
ストレートに心に飛び込んでくる。。






さあ、ツアーは始まったばかり!
二人の音楽はどんどん変容していくことでしょう。
こなれて定型になってしまうなどという事は、この二人にはありえない。

新しいものを創り上げる心のときめきはそのままで
火花を散らすようなパフォーマンスを繰り広げるに違いない。































la nature         [コンサートの記憶]

つややかな音色に魂を奪われる

鮮やかでいて妖艶

タイトなキメと

夜のしじまのような空気感が混在する小宇宙。。




ピエール・アンタイ (チェンバロ)
           ~東京国際フォーラム G409


曲目
ラモー:アントレ(オペラ《レ・ボレアド》から)
クープラン:中国人(《クラヴサン組曲》第4巻から)
クープラン:ゆりの花開く(《クラヴサン組曲》第3巻から)
クープラン:頓智(《クラヴサン組曲》第4巻から)
クープラン:葦(《クラヴサン組曲》第4巻から)
クープラン:前奏曲第8番 ホ短調(《クラヴサン曲集》から)
クープラン:小さな皮肉屋さん(《クラヴサン組曲》第4巻から)
クープラン:小さな風車(《クラヴサン組曲》第3巻から)
クープラン:花の女神(《クラヴサン組曲》第1巻から)
クープラン:花咲く果樹園(《クラヴサン組曲》第3巻から)
クープラン:二重生活者(《クラヴサン組曲》第4巻から)
クープラン:嘆きの頬白(《クラヴサン組曲》第3巻から)
クープラン:夜明け(《クラヴサン組曲》第4巻から)
クープラン:おじけた紅ひわ(《クラヴサン組曲》第3巻から)
クープラン:前奏曲第7番 変ロ長調(《クラヴサン奏法》から)
クープラン:牧歌(《クラヴサン組曲》第2巻 から)
クープラン:神秘の障壁(《クラヴサン組曲》第2巻から」
ラモー:鳥のさえずり(《クラヴサン曲集》第2巻から)
ラモー:内気(《コンセールによるクラヴサン曲集》第3コンセールから)
ラモー:つむじ風(《クラヴサン曲集》第2巻から)
ラモー:ため息(《クラヴサン曲集》第2巻から)
ラモー:めんどり(《新クラヴサン曲集》より)

(アンコール)
ラモー:サラバンド
スカルラッティ:ソナタ イ短調 K.175
バッハ:サラバンド





遅まきながら、巨匠の演奏を聴きました。
良くラジオで録音は聴いていたはずですが、何故スルーしていたのか不思議!
まさしくライブ感 満載の演奏に、ヤラれました(笑)

しかも指が見える席だったので
超絶技巧にノックアウトです!
ああ、フランス・バロックすてき♡

そしてアンコールのスカルラッティは
イマドキの言葉を使えば
「マジ、ヤバかった!」

これってロックですよっ
ホント、カッコ良かった~。

ガンガン弾いた後、アンコール最後のバッハは
柔らかく、しとやかで
空気にとけてしまいそうでした。。

LFJ'16アンタイ.jpg
                 (写真はweb上からお借りしました)




この公演はラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン2016の中の公演です。
他にも幾つか聴きましたよ。





レ・パラダン

LFJ'16レ・パラダン.jpg

ここには映っていませんが、二人の女性歌手もいます。
しかし一人が体調不良で歌えなくなったので、急遽別のプログラムを準備しての公演でした。
これが、う~む、、というような出来ばえで
かなーりザンネンでした。

でも、翌日は快復されて、四人で元のプログラムを演奏。
こちらは素晴らしい音楽が聴けて、本当に良かったです。
何より四人が楽しそうに演奏していて、幸せ感が伝わってきました。



何故、同じ公演を2つ購入したかって?
3ヶ月ほど前に、先々行発売があるのです。
これは抽選になっており、外れたら購入出来ません。
(もちろん、その後に先着順で購入できる日が何度かあります)

この抽選は当たらない事で有名なので(事実、私も以前に何度も涙をのんでいます)
きっと外れるに違いない、とエントリーしました。

そおしたら、ほぼ全勝だったの(びっくり!)
私はフォルジュルネの初回から参加していたのですが、
去年は旅行と被ってしまい、不参加だったせいかしら?!

1つだけ外れたのですが、それは時間が重なっていて
もしも両方当たったら困ることになったわけ。

しかーし、それがブラレイさまの演奏会だったのよ(悲
本当にLFJのブラレイさまには縁が無い~。
でも、去年のリサイタルがものすごく良かったから、いいんだっ(強がり)


それから、他に聴いた公演。
アカペラのグループの アンサンブル・ジャック・モデルヌ

LFJ'16モデルヌ.jpg


11人の歌手が、このように全員で歌ったり
曲によっては人数が変化して、さまざまな演奏を聴かせてくれました。
ルネサンスの曲だからでしょうか、発声が野太く、ガッシリしています。
これを響きのあるホールで聴くと良いのでしょうが
なにしろ普段は会議室という部屋なので、響かないのですよ。
発声のしかたや音程の取り方は勉強になりましたが。。



そして、もうひとつ。
小曽根さんが参加したアンサンブルです。

LFJ'16OZ.jpg


サン・サーンスの「動物の謝肉祭」全曲でしたが、
その前に小さなアンサンブルと、小曽根さんのソロがサプライズで演奏されました。

小曽根さんのソロ・ピアノ、久しぶりだったので嬉しかったなあ。
自作のラテンの、ゴキゲンな曲です。
小曽根さんが即興で弾く時、マイナーからメジャーに帰ってくるところが大好き!

「動物の謝肉祭」で最高に印象に残ったのは
宮田大さんのチェロで「白鳥」。
本当に良く通る音!
感動で涙腺がゆるんでしまいます。。

そして、吉田誠さんのクラリネット。
「森の中のカッコウ」は小曽根さんと二人の演奏。
コラールのようなピアノとカッコウの対話のすばらしかったこと。
最後の最弱音の見事なこと!

そうそう、小曽根さんは全て暗譜でした!(凄すぎ)
この曲は入るタイミングがとても難しいから、
アンサンブルが上手くいくように暗譜した、とのこと。

だから、ステージを歩きながら「カッコウ~」と吹く吉田さんを
小曽根さんは凝視しながらピアノを弾いてましたよ。

フィナーレは全員での演奏ですが
謝肉祭というより、嵐の海を行くノアの方舟のよう。
翻弄される船の舵を取って転覆を防いだのはクラリネットでした!
さすが、吉田さん。指揮もしているだけのことはあります。



ところで、今年のLFJのコンセプトは「ナチュール」
自然と音楽をコンセプトに展開されました。

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音楽が出来る環境にいることの幸せを
あらためて かみしめた日々でした。

















ふらんすへ行こう! n °5    [旅の空は]

朝早く目が覚めました。 前日、夜遊びしたというのに!
もう、テンション上がりまくりです(笑)

さあさあ、支度して出掛けよう~!
しかし残念なのは、このホテルがステキなのに、ゆっくり出来ないこと。
台湾の富豪さまがお買い上げになったホテルなんだそうです。
今まで安ホテルだったので、最後に(それもパリで)
調度品の美しい広い部屋に泊まれたて嬉しかった。
あ、終わり良ければ全て良し、となるような
旅行会社の計画的なプランかもですねw


地下鉄は昨日、下見してあるので(え?)慣れたもんです。


まずは こちらから。
パリのノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)

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昨日の角度と違うと印象が変わります。

礼拝堂は壮大ですが、とても親密な感じを受けました。

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朝の早い時間で観光客が殆どいないので、本当に静か。
その昔、ここを訪れた時の喧噪がウソのようです。

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ヴァチカンの祭壇があり、法王さまのお写真が♫


こちらは、昨日の夕刻の鐘です。




ノートルダム寺院はセーヌ川にうかぶシテ島にあるのですが
シテ島には、もう一つ教会があります。

そこが、なかなか見つかりません。
とうとう1つのブロックを一周してしまいました。

あれ?
何だか門を開いて看板を出している人たちが見えました。
開場時間が近づいたので支度を始めたのです。
さっきは門が閉まっていたので、通り過ぎてしまったのでした。

門の前に列を作って待ちましたが、寒い~!
この日は4月だというのにダウンを着込むような寒さ。
(持って行って良かったなあ。ダウン)


向かいのカフェが お店を開けました。

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こちらもやっと開場です。
開場時間を過ぎていても余裕の係員です・汗
バッグの中の検査があり、チケットを買って入場です。



サント・シャペル教会(Sainte Chapelle)

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可愛らしい礼拝堂です。

でも、私が思っていたのと違う~?





と、すみの方の細くて急な階段を上っていくと。。


52パリ10.jpg


すばらしいステンドグラスが出現しました!

振り向くと。。

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放心して、ただただ見つめていました。
心が無になっていくようです。



いくら見ていてもきりがありません。

次へ行く前に、ちょっと休憩。

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ショコラを頼んだら、手前のカップのセットが来ました。
大きなカップの中にある小さなカップに溶けたチョコレート。
そのとなりに熱いミルクのカップ。
両方を混ぜ合わせていただくのですね。






身体が温まったところで、出発。
シテ島からサンジェルマン・デ・プレの方に向かうと
何やら見たことのある方が。

55パリ13.jpg


大天使ミカエルさまが、ここにもいらっしゃいました!
これはモニュメントのようです。




さらに歩いて到着。パリ、最古の教会です。

サンジェルマン・デ・プレ教会(Église Saint-Germain-des-Prés)

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飾り気のない、素朴な雰囲気が
長い長い時代を人々の生活とともにあった事を思わせます。

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その近くにあったスイーツのお店。

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ディスプレーが可愛いお店がたくさんあります♡


次はドラクロワの絵があるというので来てみました。
まあ、なんと大きな教会!

サン・シュルピス教会 (Église Saint-Sulpice)

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内部も大変に立派でした。
正面の聖母像は後光の中にいて、とてもインパクトがあります。

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そして お目当てのドラクロワですが。。

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な、なんと修復中~!
工事の壁に、祭壇の絵の写真があります。
あらま、なんと!
ここにも聖ミカエルさまが♫
この大天使は、本当に重要な方なのですね。

ここでセーヌ川の対岸に渡り、ルーブル美術館の前を通り抜けました。

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昨日は駐車場から入場したので、このピラミッドを近くで見るのは初めてです。

ここには銃を持った警備の軍人がいましたが、パリ市内はお巡りさんに遭遇しなかったです。
テロ対策にピリピリしているのかと思っていましたが、まったくノンビリしていて拍子抜け。
むしろ、東京の方が(特に繁華街は)「警備万全!」という緊張感があります。

ここから、オペラ座の方へ向かいます。

途中のスイーツ店でチョコレートを買いました。

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パッケージがメッチャかわいいのでした。


オペラ座 ( l'Opéra)

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これが正面ですが、左に回っていくと見学者の入り口があります。
有料ですが、客席以外はほとんど自由に見る事ができます。


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絢爛豪華というのは、まさにこのことですね!

上流階級の、着飾った紳士淑女の社交の場なのですね~(憧♡

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最上階の小窓から、ステージが見られるようになっています。
ちょうどリハーサルをやっているのを見る事が出来ました。
しか~し、コンテンポラリーダンスだったのはちょっと。。
音楽も録音のものだったしね。
このシチュエーションだったら、も少し昔のものを見たかったかも(←こらっ



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もう、ため息しか出ませんね。すてきすぎ。。


さて、パリにはパッサージュという、昔からのアーケードがいくつかあります。

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今でもちゃんと機能しています。

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もう少しゆっくりしたかったのですが、地下鉄でこの日の最後の目的地に向かいます。


モンマルトルの丘の上の寺院です。

サクレ・クール聖堂 (Basilique du Sacré-Cœur)

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地下鉄のホームから出口まで、これでもか!というほど階段を上りました。
だから地上に出た時はゼイゼイ息切れです。
しかし、まだまだ登らないと聖堂には着けません。

そこにフニクリフニクラが!
ケーブルカーなら楽ちん~♫

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階段を頑張って上る人たちも。

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ここはルーブル美術館と同じく、観光客が山のようにいて
聖堂の前の広場で大声で歌うグループがいるかと思えば
大道芸をしている人がいたり、大賑わいです。

聖堂の中も一回りするのに列になって行進です。

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しかし、壮大な聖堂は人間のざわめきなど意に介さない様子。

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今年はヴァチカンの聖なる扉が開かれています。
こちらに、その模型が。

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模型でも御利益があるのでしょうか?



夜の飛行機に搭乗する予定なので、夕方には集合しなくてはなりません。
残念ですが、時間切れ。

地下鉄で帰りましょう。

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夜の空を飛ぶ飛行機。

北欧からロシアの辺り。
ふと窓の外を見ると、満月。

白い月が海に映っていて、ふたつの月のよう。
その左にあるのは火星でしょうか。写真は上手く撮れませんでしたが。。

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旅の終わりの風景

きっと

いつまでも心に残ることでしょう。。






























ふらんすへ行こう! n °4 [旅の空は]

パリです~♡

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モン・サン=ミシェルの対岸に泊まった翌朝は雨模様。
厚い雲が空を覆っています。
晴れていれば遠くに見えるのですが、今日は見えないので最後のお別れができません。
でも、却って後ろ髪を引かれることなく出発です!



昼過ぎにパリに到着し、ルーブル美術館へ。
うわあ、大混雑です!!
美術に興味がなくても
「パリに来たからにはルーブルさ行くべ」
のノリで来た人人人人・・

ガイドさんを追いかけ、人をかき分け(ぜーぜー
「ミロのヴィーナス」「ナポレオンの戴冠式」そして「モナリザ」と
短時間で見るので、もう大変です。

ガイドさんの声は小型受信機を通してイヤホンで聞けるようになっています。
少し離れていても聞こえるので、
私はダ・ヴィンチの説明を聞きながら
隣の部屋でボッティチェリに貼り付いていたり(笑)
まったく、オランダ絵画なんてかすりもしません~。



ルーブル美術館を出てからは、バスで市内観光。
夕食はノートルダム寺院が見えるレストランで。

教会は見る場所によって、かなり印象が変わります。
ここから見るのが一番好き。


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さてさて、夜は自由時間です。
ホテルでゆっくり?
するわけないでしょう~? この私がw

「ショーを観に行く」という二人に便乗させてもらいました!

夜なので、地下鉄はコワイ。
ホテルからの送迎付きでショーを観に行くツアーがあるというので調べてみましたが
あいにく、この日はお休みでした。

ええい、こうなったら地下鉄で行ってしまおう!(ダイジョウブか??)

面倒見の良い添乗員さんが、お店に予約を入れてくれました。

ホテルにチェックインしたら、もうあまり時間がありません。

急げ!!


パリの地下鉄(Métro)は東京に比べると かなりシンプルです。
まず解りやすいのが、14の路線に番号がふられていること。
自分の行きたい方向は、それぞれの終着駅を見れば良いのです。
そして乗り換え駅では表示に従って行けば大丈夫。

しかし初めてなので、一人だったら緊張もするし不安でいっぱいでしょう。
ところが仲間がいるというのは本当に心強い。
三人寄れば文殊の知恵!
よしっ がんばるぞ。


幸い、ホテルの最寄り駅は至近距離。
階段を降りると券売機があります。
1回の乗車に1枚の切符があればOKなのですが、
10枚セットの「カルネ」がお得なので、それを買うことにしました。
カルネは使用期限がないので、明日も使えます。

券売機の操作でオロオロしていたら、
駅の係員の女性が親切に教えてくれました。(ありがとう!)


まず最初の路線に乗り、1回乗り換えます。

「ここでいいのよね!」
乗り換えの路線の表示を見つけて
「あった!あれだっ!」
「終点の駅がこれだから、こっちのホームね!」
いちいちウルサイ(笑)
だって、声に出してカクニンしないと心配なんだもん。


こうして凱旋門の真下の駅に着きました。
地上への出口もいくつかあるので、慎重に慎重に。

凱旋門から大観覧車が見える方角に歩けば
ほーら!
間違いなくお店に着けました(やった~

LIDO というお店です。

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ここは シ○ク・ド・ソレ▽ユをやっていた人がプロデュースしているのだそうです。
伝統的なムーラン・ルージュも良いけど、と一緒に行った人のオススメです。

なるほど、ショーはダンスに歌、手品やアイススケートまで登場してサービス満点です。
ちょっとしたストーリーもあって、1時間半ほどのパフォーマンスをたっぷり楽しみました。

ショーの間は撮影禁止なので、↓ パンフレットです。

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ところで、私達が見たのは「シャンパンショー」で、メニューは飲み物だけ。
この時間の前に「ディナーショー」があり、お食事ができます。
ショーが終わって外に出ると、次のショーの開場を待つ人の列が出来ていました。
なんと、夜の間に3公演もあるんですね!
ダンサーは入れ替わっていると思いますけど。。何しろスッゴい運動量ですもの!


シャンゼリゼ通りに出ると、凱旋門が明るくライトアップされているのが見えます。
通りの中央に行けば、正面からの写真が撮れる!
ということで、横断歩道の真ん中で写真を撮りました。
でも、信号がすぐに赤になっちゃうんです。
写真を撮っている人に向かって
「信号が変わる変わる!急いで!」
もう修学旅行生みたいですw


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こうして、お上りさんマル出しの夜遊びが終わり
ホテルに無事に帰り着くことが出来ました。

コワイ目に遭わなかったのは幸運だったのかもしれません。
あれだけ大騒ぎしながら歩いていたら、スリも寄ってこないかもw

さあ、明日も遊び倒すのだ!
おやすみなさ~い。





























ふらんすへ行こう! n °3      [旅の空は]

目の前に広がる風景

それは

写真や映像で何度見たことだろう

ここに立てたことが幸せすぎる。。


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モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)



この日は朝から昼までバスを走らせ、ようやく到着です。
陸からモン・サン=ミシェルまで橋が架かっていて、無料のシャトルバスで渡ります。
バスの中は大混雑で、走行中は外の様子が殆ど見えません。
2キロくらいの距離なのですが、早く見たくて オソロシク長く感じました。
やっと停留所に着き、降車。
そのとたん、この風景があったのです!





門をくぐって入城。

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狭い通りにはレストランや土産物店がぎっしり。
ちょっと江ノ島ふうです(笑)

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さっき渡った橋は一昨年 新しく掛け替えられたものです。
以前のものだと潮の満ち引きが不自然になってしまうそうで、
現在のものに変わってから、昔のように干潟が現れるようになりました。

子ども達がネイチャーツアーに来ています。

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遠い昔、巡礼の人々が干潟を歩いて渡って行きました。
けれども、ここは潮の満ちる速度がとても速かったので
命を落とした方もたくさんいたそうです。











くぐった門の反対側には聖母がおられました。

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そこから山頂に向かって登っていくと、中腹に小さな教会があります。
こちらが聖ミカエルのお告げで最初に建てられた教会。

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聖ミカエル、つまりセント=ミカエルをフランス語で発音するとサン=ミシェルなのです。
大天使ミカエルはある少女の夢枕に立ちました。
お告げの通り、戦いの先頭に立ったのがジャンヌ・ダルク。
この写真の中央が彼女の像です。







礼拝堂の中は柔らかな雰囲気につつまれていました。

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心が、しん と静かになります。





この金色の像は大天使ミカエル。

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ヨハネの黙示録、大天使ミカエル率いる天使の軍勢が竜(サタン)と戦っている場面。
大天使の足蹴にされているのが竜。
これと同じ像が頂上の教会の尖塔にあるのですが、現在は修復中。
修復のためにヘリコプターで降ろされているニュースを日本で見ました。






さて、ここから更に登って行きます。
修道院の入り口からも上りの階段が続きます。

そして 着いたところは。。

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モン・サン=ミシェル修道院付属教会


ここは 神の国に いちばん近いところかもしれない・・






後ろを振り返ると、同じ礼拝堂の中なのに別の様式になっています。

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様式が切り替わる時に建てられたので、二つの建築様式が同居しているのだそうです。




そして、ここにも大天使ミカエル像。

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教会の下にある修道士たちの食堂です。
ベネディクト派は沈黙を重んじる ので、食事中も沈黙。
聞こえるのは、右の階段の上の席での聖書の朗読だけだったそう です。

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壁の厚さがわかりますか?

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昔は石を厚く積まないと 高い建物を建てられなかったのです。








こちらの車輪を撮影している所は死体置き場だったのですって(ひええ
この修道院はしばらくの間、要塞になり
その後、牢獄になったためでしょう。

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囚人が何人かで車輪を回転させると、鎖が巻き上がります。
荷物を階段で運ぶのが大変なので、これで吊り上げるのですね。

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それにしても、スゴイ高さ!(ぞぞぞ







小さな礼拝堂にある ピエタ像

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窓がいろいろなデザインで、とてもお洒落でしたよ。

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さて、ガイドツアーで一回りした後は自由な時間になりました。
私は何をしたと思いますか?

もちろん

もう一周しました!!

後で添乗員さんに「こんな人は初めてだ」と驚かれましたw

さっき聞いたばかりのガイドさんの説明を思い出しながら歩くと
本当に腑に落ちるのです。

そして
何といっても「静か」!

ガイドツアーのグループは他にも沢山いるので
ずーっとざわざわざわざわなんです。

ひとりなら、たとえグループに遭遇しても回避することが出来ます。



ほとんど人のいない壮大な礼拝堂

静寂は私をゆったりとつつみ

あたたかく

迎え入れてくれました

小さく口ずさんだ聖歌が

高い天井に響いて

すいこまれていきます。。。



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私は修道院を出て 坂道を降りて行きました。


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そうして、橋を歩いて帰りました。
何度も 何度も ふりかえりながら

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たくさん たくさん歩いたので
シードルの美味しかったこと!

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