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Soli Deo Gloria    [コンサートの記憶]

J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調
          ~紀尾井ホール


(出演)
指揮・アルト:青木洋也
ソプラノ1:澤江衣里 柏原奈穂 望月万里亜
ソプラノ2:藤崎美苗 村元彩夏 清水梢
アルト:青木洋也 布施奈緒子 高橋ちはる 輿石まりあ
テノール:中嶋克彦 藤井雄介 石川洋人 鏡貴之
バス:加耒 徹 浦野智行 藤井大輔 山本悠尋

管弦楽:フィルハーモニーカンマーアンサンブル
コンサートマスター:石橋エドアルド和彦





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なんてバランスのとれた美しい合唱だろう!
ひとつのパートが4名ずつ。
それぞれのパートの声質がぴったり合っていて
細部まで明晰に聴こえてくる。
それはもう、すがすがしいほどに!

驚いたことに
青木洋也さんは指揮をしながら合唱も歌っている。
そして、アルトのソリストでもあるのだ!

青木さんが指揮とソリストを務めることは良くあるけれど
合唱も歌ってしまうとは。。

もうひとつ驚いたのは、オーケストラがモダン楽器だったこと。
(ティンパニとホルンはオリジナル楽器)
古楽器よりも高いモダンのピッチで聴く「ロ短調」。
それは
生き生きと若さに溢れた音楽。
それは、この小編成のオーケストラが
機敏に反応する確かな技術を持っているからでもある。
オルガン・チェンバロが加わった通奏低音の見事なこと!

通常は管弦楽が手前、合唱が奥側に並ぶけれど
この日の配置は逆になっていた。
モダン楽器のカッキリした音が、合唱の向こうから飛んでくるのは
なんとも心地よい。
テキストを大切にする青木さんの、
「歌がメイン」というコンセプトなのかもしれない。



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冒頭のKyrieは十字架の道行きのような重い足どり。
第6曲Gratiasはあっさりとした2拍子、というように
テンポひとつ取っても青木さんのこだわりが感じられた演奏。
それを実現した歌手たちは皆、青木さんの音楽仲間。

演奏者の心がひとつになって創り上げていく瞬間は
遙かな宇宙に思いを馳せる時のように
心がふるえる。

終曲Dona nobis pacem 
こらえていた涙が一気にあふれて。。



そして
指揮・独唱・合唱の全てをやり遂げた青木洋也さんに
感動の喝采!!















Soli Deo Gloria(ただ神にのみ栄光あれ)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハは彼の自筆譜に「SDG」とサインした。












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