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Cena in Emmaus          [絵画への旅]


はるか昔

確かに そこに存在していた人

幾年月を重ねても

その魂は

鮮やかに息づいている。。




カラヴァッジョ展
         ~国立西洋美術館


'16Mayカラヴァッジョ2.jpg


2001年に東京で開かれた展覧会がカラヴァッジョとの出会いでした。
沢山の作品が来日したのですが、
特に上の写真の「果物籠を持つ少年」の印象は強烈でした♡

その数年後のイタリア旅行は、ローマでカラヴァッジョを観ることが目的のひとつでした。
と言っても、ツアーの自由時間は限られているので
決して来日しない「教会の祭壇画」を観てきました。

しかし、何故か2度目のローマ行きが叶ったので
その時はボルケーゼ美術館へも足を運びました。
そこはカラヴァッジョの作品をたくさん所有しています。

「果物籠を持つ少年」との再会。
しっかり、ツーショットも撮ってきました!
外国の美術館はこれが出来るから凄いですね。

そして、今回は3度目(嬉~♫

3度目なのは「ナルキッソス」も、そうでした。
これも「果物籠~」におとらず、すばらしい作品で大好きです。

ウフィッツィにいた「バッカス」とも再会。
などと喜んで観て回っていましたが、
こちらの作品に、今回は強く惹きつけられたのです。


これも前回 来日していたのに、何故か印象が薄い。
こんなにすばらしい作品なのに?!





'16カラヴァッジョ.jpg



Cena in Emmaus  (1606) Breara,Milano   「エマオの晩餐」 ブレラ美術館 ミラノ

Michelangelo Merisi da Caravaggio       ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ



復活したイエスを、その人だと悟った瞬間です。

ある一瞬を写真のように切り取って描くことにかけては
他の追随を許さないカラヴァッジョ。
ドラマのストーリー、そして人の気持ちまでも描き出しています。

同じ名称の作品がロンドンにありますが、
そちらが色彩豊かで人の動作も大きいのに比べて
この作品は言ってみれば地味かもしれません。

けれども、絵に相対峙していると
登場人物の、それぞれの心の動きが おそろしいほどに伝わってきます。
そして、ぐんぐんとドラマの中に引き込まれていくのです。

カラヴァッジョの描き方のリアルさは、本当に凄いのですが
この絵は特に「質量」も正確に描かれている事に気付いて驚きました。
肉体の重さ、柔らかな髪の毛、洋服の手触り。。


これが描かれた時、画家は殺人事件を起こして逃亡していたといいます。

激しい気性とは真逆の静謐な画面。
画家は この世と別れを告げる時が近づいていることを
もしかしたら 知っていたのかもしれません。。



































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