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REQUIEM          [歌にたくして]

ドヴォルザーク「レクイエム」作品89
          ~東京オペラシティコンサートホール


指揮:青木洋也
ソプラノ:澤江衣里
メゾソプラノ:布施奈緒子
テノール:中嶋克彦
バリトン:与那城敬

管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

合唱:エルヴィオ・ソーヌス


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「レクイエムは神の許への凱旋、神の許へ帰る喜びです。
亡くなった人を悲しむ歌ではないのです。。」
と、指揮の青木洋也先生が教えてくれました。

さまざまな作曲家がレクイエムをかいています。
それらのほとんどが、ラテン語のテキストによる、
聖書から引用された敬虔な祈りの言葉です。

そして、ドヴォルザークは「レクイエム」というタイトルではありますが
合唱と管弦楽による、彼の集大成ともいえるような壮大な作品をかき上げました。
パイプオルガンも使用されるからでしょうか、
あまり演奏されない、知られざる名曲と言っても過言ではありません。

私もこの曲の存在すら知らなかったのですが
練習が進むにつれて
メロディーの美しさ、ハーモニーの豊かさ
そしてまさにスラブ的な、魂をゆさぶられる劇的なこの曲に
すっかり魅了されてしまいました。

しかし、やはり言葉は難関です。
ラテン語を「思いを込めて」発音することが難しい!
合唱で、始めてラテン語の曲を歌った時は
ちんぷんかんぷんで丸暗記でした・汗
最近になって、ようやく少しずつ解る単語が増えてきました。

音程に関しては、ピアノで「合って」いても
鍵盤と鍵盤の間に無数に音があるわけで、
それを時と場合によって どう歌うかが重要なのです。
そして、どう歌うか解ったとしても
声のコントロールをするのが これまた大変!


そうなんです。
最初は「歌えて楽しい」だけの合唱だったのが
さまざまな事を考えて歌うようになってきたのです。
これは、厳しい指導のおかげw

つまりね、
言葉に対する深い愛情と
音楽に対する真摯な思い
そして非常に精度の高い耳を持った指導者のおかげなのです。

私は曲を演奏する時、
ピアノの時も合唱の時も同じように
楽譜を分析します。
でも、それを実際の演奏にどう結びつけるかが問題でした。

楽譜は作曲家からの手紙だといいます。
かいた人の思いを どう受け取るのか?
演奏を聴いてくれる人に どう伝えるのか?







本番前、オーケストラとのリハーサル。
ふだんはピアノの伴奏で練習しているので、オーケストラの音響に圧倒されて
「ただ歌っているだけ」になってしまっている合唱団。

指揮者は音楽を止めて言いました。
「言葉はどうしたの?
いつも言っているように、
意味を伝える言葉をしゃべって下さい。
練習してきたことを思い出して!」

私たちはハッとしました。
言葉の意味を大切に歌うのだった!

そうだ!
いつも言われ続けてきたこと
「音符の向こう側にある音楽」
を演奏するのだ!

そうしたら
驚いたことに、オーケストラの音も変わったのです。
歌に寄り添うように奏でられる音楽の美しさ!

そして、指揮者を見ていて気付いたのは
自分が造り上げたい音楽を全身で表現しているのです。

音楽が流れていく方向は
楽譜を見ていてはだめです。

譜面は地図にすぎません。
目の前に広がる美しい風景の中を
本当に歩いて行くのです。
音楽の道筋を導いてくれる人に
ゆだねて行けばよいのです。

'16Janエルヴィオ1.png



そうして本番をむかえました。
オペラシティのすばらしい響きのなかで
ソリスト、オーケストラ、そして合唱が
心をひとつにして音楽を創りあげることができたと思います。

それは 
なにものにも替えがたい
至福のひととき



たくさんの拍手!!
ほんとうに嬉しかったです。








'16Janエルヴィオ3.jpg



















感謝だなんて(//∀//)→ 














そして!


今回はツーショット大成功~♫

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